ドルフィンズQBタネヒル、身体検査クリアで完全復活へ
2018年05月24日(木) 11:23マイアミ・ドルフィンズのクオーターバック(QB)ライアン・タネヒルの膝に良からぬハプニングが起きたのは2017年8月初旬のことだ。
現地23日(水)、タネヒルはひざが違う方へと動いて一瞬にして出場できなくなると感じた故障時のことを記者に語った。
「それが良くないものだとは分かった。正直、その全てを理解することは難しかった。状態が良くないということだけ分かったんだ。あまり覚えていないけれど、“なんでこんなことになってしまったんだ”、と少しショックを受けたと思う」
ACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を損傷したタネヒルを、チームはシーズン絶望が決定的となる故障者リストに登録した。
レギュラーシーズンとオフシーズンの期間を膝のリハビリに全て充てたタネヒルは前を向くことだけに集中し、あの瞬間を再び体験するつもりはないようだ。
タネヒルは「あれ以来、けっこうな時間が経過した。あの状態に戻るのはタフな話だ。ただ、あそこからここまで長い道のりを歩んできた。今の状態は本当に良いよ」と語っている。
ドルフィンズのQBはダラスで膝の手術を行ったメディカルチームを再び訪問し、身体の状態には全く問題ないとのお墨付きを得たようだ。
「先週戻って来た。フットボールの動きは完全に再開OKだ。フットボールのプレーをクリアした。つまり、何の練習であっても自分は参加可能だ」
チームは22日(火)、練習場でOTA(チーム合同練習)に加わるタネヒルのショートムービーを『Twitter(ツイッター)』で投稿していた。この時のタネヒルは保護用のスリーブや膝のサポーターをしてはいなかった。
それでもタネヒルは23日、レギュラーシーズン中には修復手術を行った膝をヒットから守るためにプロテクターを装着して臨むことを明らかにしている。
「プロテクターがそれを防ぎ、ダメージを軽減してくれるだろう。この先、何も問題がないことを願っているよ」
膝の状態に自信を持つタネヒルは、昨シーズン不出場で6勝10敗に終わったチームの流れを一変させる準備ができているようだ。
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