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QBラックのノースローを楽観視するコルツHCライク

2018年05月25日(金) 10:58


インディアナポリス・コルツのアンドリュー・ラック【AP Photo/Seth Wenig】

インディアナポリス・コルツのクオーターバック(QB)アンドリュー・ラックは今週、OTA(チーム合同練習)でまだスローイングを行っていない。今夏のトレーニングキャンプに向けた周到な準備を行うため、ヘッドコーチ(HC)フランク・ライクは辛抱強く待ち続け、ラックがスローイングを行わないことに関して思い悩むことはないようだ。

現地23日(水)、チームの公式サイトを通じてライクHCは「いや、全く心配していない」と述べた。

ラックとチームは以前のリハビリ中に早期復帰したことが、結果として1年以上もエースQBをサイドラインにとどまらせた要因だと考えている。同様の過ちを再び繰り返さないと誓う両者は、忍耐を要するアプローチを採っているのだ。ライクHCはこのようにも語った。

「期間を早めることはできない。そうすべき理由は何もないんだ。1日1日のプロセスと見極めであり、われわれはそれを信用して動いている」

OTA中のラックはセンターからのスナップを受け取り、ドロップバックの練習に励んでいる。それでも、エースが実際にフットボールを投じるまで、コルツにある程度の不安が残るのは致し方ないだろう。

「ドクターがアンドリューのスローイングを許可し、彼の準備が整えば、私は彼のスローイングを全く心配せずに見られる」と発言したライクHCは続けて「彼はわれわれがメンタル面で行うすべての側面においても熱心に取り組んできた。彼のようなフィジカルを持つ選手の場合、そういったところもケアしなくてはならない。だが、私はそれについても心配していない。時間はたっぷりある」と語った。

今後の2週間もOTAを継続するコルツは来月12日(火)から14日(木)にかけて全員参加型ミニキャンプを実施する予定だ。ラックがその頃までに投球を始めていない場合、トレーニングキャンプの開始までは残り約1カ月を切ることになる。

【S】