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ブロンコス、離脱したレイの穴を埋める期待の新人DEチャッブ

2018年06月13日(水) 12:55

ブラッドリー・チャッブ【Ben Liebenberg via AP】

デンバー・ブロンコスが2018年ドラフト1巡目全体5位でノースカロライナ州立大学出身のディフェンシブエンド(DE)ブラッドリー・チャッブを指名した瞬間、シェイン・レイのプレー時間減少はやむを得ないものになった。レイが先日手を負傷したことによって、チャッブの先発枠獲得はより可能性が高まったとも言えよう。

再び手首を故障したレイが3カ月程度の離脱を余儀なくされたことから、チャッブは今週の全員参加型ミニキャンプに先発選手として参加するようだ。

現地11日(月)、チームの公式サイトを通じて「シェインはできる限り早く復帰するために全力を尽くしている」と語ったチャッブは続けて、「彼なら戻って来る。このチームには当然彼の力必要だ。それで自分が・・・別の役割を任されたりするのなら、その準備はするつもり」と述べた。

伝えられたところによると、OTA(チーム合同練習)でのチャッブはレイの次点としてセカンドチームに加わっており、パスラッシングのドリルでは先発選手に交じって練習していたようだ。シーズン第1週にレイが間に合うかどうかは疑問であり、チャッブが早期にファーストチームに順応することが急務となりそうだ。

チャッブは次のように述べている。

「ベテラン選手や8年から10年もここでプレーしてきた選手がいることで戦いのスピードが一気に上がる時、自分も切迫した何を感じなくてはならない。彼らと練習していると、そのおかげで何だか学びのスピードが速くなっている気がする。“あの、このプレーはどうすれば?” といったことはない。彼らはもう自分がそれを理解しているものと思っているからだ」

チャッブの存在もあり、レイの負傷によるチームへの打撃は軽減された。エッジラッシャーとしてボン・ミラー、シャキール・バレット、そして、チャッブの3人がそろうことで、ヘッドコーチ(HC)バンス・ジョセフ率いるブロンコス守備陣は相手クオーターバック(QB)を苦しめるための十分過ぎる力を備えていると言えるだろう。

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