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FAとなったQBハッケンバーグはペイトリオッツを訪問へ

2018年06月15日(金) 13:57


ニューヨーク・ジェッツのクリスチャン・ハッケンバーグ【AP Photo/Jose Juarez】

オークランドの地に降りたってから1カ月も経たないうちにフリーエージェント(FA)となったクオーターバック(QB)クリスチャン・ハッケンバーグは現地14日(木)にニューイングランド・ペイトリオッツを訪問する予定だ。これはNFL情報番組『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが伝えたもの。

『ESPN』がこの動向を最初に報じた。

ペンシルバニア州立大学出身のハッケンバーグはレイダースからカットされた翌13日にウェイバーを通過した。レイダースは先月22日に条件付きドラフト7巡目指名権を譲渡する形でニューヨーク・ジェッツからハッケンバーグを獲得していた。

レイダースのヘッドコーチ(HC)ジョン・グルーデンはオフシーズンのワークアウトプログラムやワークアウトでのし烈な競争を制限しているとして2011年のCBA(団体交渉協約)を批判し、“残念な状況”とも表現している。

『ESPN.com』によれば、チームのミニキャンプ3日目(最終日)を終えたグルーデンHCはメディアに対し、「ハッケンバーグについてはみんなが専門家となり、彼はプレー不可能だと評価している。この協約(CBAのこと)は非常に残念でならない。クオーターバックをどうやって成長させろというのか。他の人はどうやっているんだろうか」と心中を明かしていたようだ。

グルーデンHCは続けて次のようにも述べていたとのこと。

「(ハッケンバーグは)自分の投げ方、パスの動きを修正しようと取り組んできたし、彼はそれができたと思っている。彼に関してはただ、練習を十分に見てやる時間がなかった。今後も長い道のりを進んでいく上で、われわれにはそのスペースがなかったんだ」

ペイトリオッツのQB陣には現時点でトム・ブレイディの他、ブライアン・ホイヤーと2018年ドラフト7巡目に指名されたダニー・エトリングが在籍しているが、ガラフォロが伝えるところによると、チームがハッケンバーグを獲得する様子はなく、今後の選択肢の1つにはなっているとのことだ。

番組レポーターのイアン・ラポポートはその他ペイトリオッツに関する情報として、プロボウル出場経験ありのフルバック(FB)ジェームス・デビリンが60万ドル(約6,600万円)のサインボーナス付き2年380万ドル(約4億2,000万円)の延長契約を結んだと伝えた。デビリンは2012年からペイトリオッツに在籍している。

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