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ジャイアンツWRベッカム、トレーニングキャンプ参加を約束

2018年06月18日(月) 11:21

ニューヨーク・ジャイアンツのオデル・ベッカム【AP Photo/Bill Kostroun】

ワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムの継続的な契約問題に不安を覚えている人がいたとすれば、その不安は現地16日(土)にようやく払拭されたはずだ。

残念だが、ベッカムが新契約を締結したわけではない。ただし、『NFL Network(NFLネットワーク)』のキンバリー・ジョーンズによると、ベッカムはトレーニングキャンプ参加を口頭で認めたようだ。

ジョーンズは『Twitter(ツイッター)』で次のように述べている。

「キャンプ後、オデル・ベッカムは@RVacchianoSNY(ニューヨークのスポーツメディア記者)らからトレーニングキャンプに参加する姿を見られるかと問われ、このように言いました。“イエス、サー。見られるだろう”」

チームのミニキャンプが終わった後の2日間でユース向けキャンプを開いたベッカムは、イベント終了後に記者たちに対して上記のことを認めた。今オフシーズンのミニキャンプは多数の著名選手が欠席したことでも話題となったが、一方のベッカムはチーム練習に姿を見せていた(個人ドリルのみの参加)。ニューヨーク・ジャイアンツのスターWRにとって、その存在がそこまで重要視されることがないのは良い兆候だ。ベッカムの不在が本当に嘆かれたのは忘れられない昨シーズン中の話だ。

ベッカムは新人契約最終年となる5年目を迎えてトレーニングキャンプに参加する予定で、今季は昨季の2.5倍の金額を手にすることが可能となっている。それ自体もうれしい話だろうが、それでもまだまだ市場価値的には物足りない。サミー・ワトキンスがカンザスシティ・チーフスと新契約を結んだ際の年俸は1,600万ドル(約17億7,000万円)で、ベッカムはこれと同程度の額にまで達する可能性がある。

それでも、シーズン絶望となった足首の故障からの復活を期するベッカムは、自身を超有望なスターたらしめた能力がまだあることを証明する必要がありそうだ。その後であれば、希望額に届くかどうかは分からないものの、契約自体の締結は時間の問題となる。

【S】