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テキサンズ、CBジャクソンのポジションをセーフティに変更

2018年06月26日(火) 12:04

ニューイングランド・ペイトリオッツのジュリアン・エデルマンとヒューストン・テキサンズのカリーム・ジャクソン【AP Photo/Charles Krupa】

プロでの8シーズンを通じてコーナーバック(CB)として100試合以上の先発出場を経験したカリーム・ジャクソンが新たなポジションに挑戦する。

ベテランセーフティ(S)のアンドレ・ハルが今月初旬にホジキンリンパ腫(悪性リンパ腫)と診断され、ヒューストン・テキサンズは元アリゾナ・カーディナルスのオールプロであるタイラン・ マシューの反対側で先発するCB候補者から余剰の選手を探していた。

CBとしてのジャクソンは必要とあらば稼働も可能だが、現在は主にSとしての起用が考えられている。これは先週金曜日にヘッドコーチ(HC)ビル・オブライエンが地元紙『Houston Chronicle(ヒューストン・クロニクル)』を通じて語ったものだ。

2010年ドラフトでテキサンズが1巡目に指名したジャクソンはアーロン・コルビンやジョンソン・バデモシの加入、さらにはジョナサン・ジョセフとの再契約によってデプスチャート上の順位が落ちていくのを目の当たりにしていた。

2018年ドラフト3巡目新人のジャスティン・リードとの競争を勝ち抜ければ、ジャクソンは再建したセカンダリー陣の先発としてマシュー、ジョセフ、コルビン、そして、4年目のケビン・ジョンソンと共にシーズン第1週を迎えられるだろう。

ただし、守備コーディネーター(DC)ロメオ・クレネル率いるテキサンズ守備陣はジャクソンがスムーズにポジションを変更できるのか、試合の流れを変えるだけの潜在能力を持つマシューやエッジラッシャーのホイットニー・マーシラス、そして、最優秀守備選手賞3度獲得のJ.J.ワットらがプロボウルにも出場可能なフォームを再び取り戻せるのか、ノーズタックル(NT)D.J.リーダーとラインバッカー(LB)ベナードリック・マッキニー、ザック・カニンガムのコンビがランディフェンスにおけるチームの屋台骨となれるのか、などといった多くの疑問符を付したままトレーニングキャンプに向かっていく。

これらの疑問に対する答えがすべて“イエス”であれば、テキサンズの守備陣はチーム史上初めてリーグ1位に輝いた2016年シーズンの守備陣と同程度、あるいは、それをも凌ぐ鉄壁のディフェンスを形成することになるかもしれない。

【S】