ニュース

ベンガルズWRグリーン、「現行契約に不満はない」

2018年06月26日(火) 12:35

シンシナティ・ベンガルズのA.J.グリーン【AP Photo/Frank Victores】

アトランタ・ファルコンズのワイドレシーバー(WR)フリオ・ジョーンズやニューヨーク・ジャイアンツのWRオデル・ベッカムには明らかに欲しているものがある。

現行契約が3年残っているジョーンズや新人契約の最終年を迎えているベッカムは、リーグの金銭的スタンダードが事実上毎年のようにリセットされる中、リーグ最高額のWRとなるための新契約を欲しているのだ。

しかしながら、2015年に当時WRのリーグ最高額となる延長契約を結んだシンシナティ・ベンガルズのA.J.グリーンはどうやら現行契約に満足しているようだ。

契約が残り2年となる今、グリーンは自身だけの問題に集中し、リーグ内の他のWRたちどう動いているのかは気にしていない。

地元紙『The Cincinnati Enquirer(ザ・シンシナティ・エンクワイヤラー)』を通じてグリーンはこのように発言している。

「自分にとって一番大きな問題は自分のやっていることにいつも満足できているかどうか。契約にはサインしたし、それには満足している。このままやっていくつもりさ。それが終わった後、再び話し合うことになる。お金についてはさほどこだわりはない。契約にサインした当時は一番高い額だったしね。いつだってその値は上がって行くし、それに追いついていくことはできない」

来月31日(火)に30歳となるグリーンは4年6,000万ドル(約66億円)の契約下でプレーしており、2018年のベースサラリーは1,050万ドル(約11億5,000万円)で、2019年は1,190万ドル(約13億円)となっている。

しかしながら『Over the Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、この契約を交わしてから3シーズンが経った今、グリーンはリーグの中で6番目に高額なWRとなっているようだ。

スターWRのグリーンは7年連続でプロボウルに選出され、その間にトータル556キャッチで8,213ヤード、57タッチダウン、1キャッチ平均14.8ヤードをマークしてきた。

残した数字がリーグ最高額のWRに値するかどうかは議論の余地があるものの、グリーンはザ・シンシナティ・エンクワイヤラー紙の記者に対して、“すべてをシンプルなまま”にすることを好むと述べ、フィールド上でのプレーにだけ集中し、フットボール外のビジネスにはあまり関心がないとも明かしている。

以前の延長契約に満足している様子を見ると、グリーンが新契約についてベンガルズのオーナーであるマイク・ブラウンとの交渉を急ぐことはなさそうだ。

エンクワイヤラーに「ないねぇ」と語ったグリーンは続けて「最終的には彼が自分の面倒を見てくれるはずさ。今の契約にはあと2年残っているし、まずはそこからだろう」とのコメントを残している。

【S】