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スティーラーズRBベル、「去年よりもはるかに交渉は進んでいる」

2018年06月27日(水) 10:03

ピッツバーグ・スティーラーズのリビオン・ベル【AP Photo/Keith Srakocic】

ピッツバーグ・スティーラーズのフランチャイズ選手であるランニングバック(RB)リビオン・ベルは2年連続でトレーニングキャンプを欠席するつもりなのだろうか。

NFL情報番組『NFL Network(NFLネットワーク)』が選出する2018年トップ100選手の中で第5位にランクインしたベルは、キャンプ参加を促進するだろう新契約成立を楽観的に見ていると語った。

ベルは『The Top 100 Players of 2018 Reactions show(ザ・トップ100プレーヤー・オブ・2018リアクション・ショー)』の中で次のように説明している。

「そうだね。それこそ自分が何が何でも欲しているものだ。去年起きたことの繰り返しはしたくない。でも、それに関して言えば、自分がやるべきことをやるだけなのは明らか。態度を明確にし、自分を守らなくてはいけない。やむを得ないことだ。キャンプには行きたいし、長期にわたってスティーラーズのためにプレーしたい」

今オフシーズンのはじめ頃、ベルとスティーラーズ球団社長のアート・ルーニーがそれぞれに契約交渉の決着を希望していると語っていたものの、それ以降はベルがキャンプ参加を拒否しており、シーズン開幕ぎりぎりに間に合わせた“去年の再現”になる兆候を見せてきた。

フランチャイズタグの下、1,450万ドル(約16億円)を受け取るベルはリーグによって定められた期限である来月16日(日)までに長期契約を締結する必要がある。番組レポーターのトム・ペリセロが先月報じたところによれば、交渉におけるベルのターゲットは年俸およそ1,700万ドル(約18億7,000万円)とのことだ。

また、昨オフシーズンのベルは2017年のフランチャイズタグ指定金額の年俸1,210万ドル(約13億3,000万円)を越える5年契約の提示を拒否していたとペリセロは説明。ベルは両者の主張する金額のおよそ中間あたりが落としどころになると考えているようだ。

ベルはこのような考えを明かしている。

「明らかに、チーム側の人間はチームにとってベストなことをしようとしている。自分は自分にとってのベストをしようとしている。両サイドが取り組んでいるんだ。現時点で言えば、去年よりもはるかに近いところまでは来ている。それに関してはうれしい。それがまとまらなければ、結局何も意味がない。できれば何かしらを終わらせたいと思っている。それこそ自分が願っていること。自分たちがそれをまとめ上げることについては自信がある。自分はそうしたいんだ」

両サイドが来月中旬までに妥協点を見つけ出せれば、ベルはペンシルベニア州ラトローブで開催されるキャンプに上機嫌で登場するだろう。その一方で、仮に交渉が決裂することになれば、ベルは身体ならしやトレードマークであるオフェンシブライン(OL)との抜群のコンビネーションを生み出す夏季練習参加のメリットを享受することなく、また新たな契約年を迎えることとなりそうだ。

【S】