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殿堂入り式典でオーウェンスの名前は呼ばれず

2018年07月13日(金) 11:00

テレル・オーウェンス【AP Photo/Brynn Anderson】

先日、現地8月4日(土)にオハイオ州カントンで開催されるプロフットボール殿堂入り受賞式典への招待を正式に辞退する旨を明かしたテレル・オーウェンスは、自身の殿堂入り受賞スピーチを母校であるテネシー大学チャタヌーガ校のマッキンジーアリーナで行うことを発表した。

これに対し、殿堂入り式典を主催するHOF(ホール・オブ・フェイム)は式典の間、表面上はテレル・オーウェンスの存在を無視し、その他式典への参加が決まっているボビー・べサード、ロバート・ブラジル、ブライアン・ドーキンス、ジェリー・クレイマー、レイ・ルイス、ランディ・モス、ブライアン・アーラッカーの7人だけに集中することを宣言した。

HOFの事務局長ジョー・ホーリガンはNFL情報サイト『Talk of Fame Network(トーク・オブ・フェイム)』のクラーク・ジャッジに対して「われわれのフォーカスはここにいる人たちだけ」と明かしている。

HOFは来月4日の朝にゴールドジャケットをオーウェンスの元に郵送する予定だ。ホーリガン事務局長はゴールドジャケットディナーの間、あるいは、土曜日の式典中にかつての名ワイドレシーバー(WR)の名前が読み上げられる予定はないとも語っている。

事務局長は今回の決断を、学校の卒業式に出席しなかった学生が卒業証書をその場で受け取ることはなく、名前も読み上げられないという状況になぞらえて説明した。

ホーリガン事務局長は「彼の名前を個別に言及する必要はない。ここに彼は来ないのだからね」と語った。

【S】