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QBロジャースは40歳でもパッカーズでのプレーを希望

2018年07月17日(火) 11:51

グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Matt Ludtke】

NFL14年目のシーズンに突入するグリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースは今年の12月に35歳の誕生日を迎える。仮に願いが叶うのであれば、ロジャースは2018年シーズンを終えた後も5年間はプレーするつもりだ。

ロジャースは『NBC Sports(NBCスポーツ)』のピーター・キングに対して40歳まで現役でプレーする目標を明かした。

「40歳まではプレーしたい。その数字が意味するものは大きい気がする。トム(ブレイディ)は明らかに歴史を書き換えているけれどね。ブレット(ファーブ)は40歳になってからも良いシーズンを過ごしていた。自分の目標は今できているような動きが40歳になっても同じくらいのレベルでできることだ。・・・(中略)なぜなら、それは誰にもできなかったことだからね。過去と同じような動きをすることは。スティーブ・ヤングのキャリアは30代後半で終わった。ジョン(エルウェイ)だって同じだ。若い頃のようには動けなくなっていただろう。だから、38、39、40歳になっても同じように動けたら最高じゃないか。それこそが自分の狙いさ」

仮にロジャースがパッカーズでその目標を達成することが可能だとすれば、チームが新たな契約を提示することは間違いないだろう。ロジャースの現行契約はあと2年残っている。2年以上のフランチャイズタグを行使することが可能なチームにはいかなる新契約においても優位性があると言える。

しかしながら、両サイドは数カ月以内に新契約が締結されると楽観的に見ており、ロジャースが再びNFL最高額の選手となるのは時間の問題なのかもしれない。

今オフシーズン中、オプトアウトの年数が含まれ、あるいは、サラリーキャップと結びつくだろうとされるロジャースの次なる契約についての推察はいたるところで聞かれてきた。キングに対し、ロジャースはNFL界の契約の構造を変える可能性もある非伝統的な契約についてオープンな構えであることを示唆した。

「自分の頭の中にはある。それは・・・皆がそれについてかなり多くの事を書いたり、語ったりしているからね。それに関しては多くの会話がなされてきた。非伝統的な契約合意に関してはちょっと考えてみる価値はあると思っている。現時点でそのような事をする人がいれば、間違いなく話題になるだろう。自分は(サラリー)キャップ(と契約を結びつけようとすること)については一言も言っていない。まだ競争力のある所で契約におけるさまざまな手段があることはチームにとってもハッピーなことだろうと思うし、より自由じゃないかと感じる」

“自由”を持つことは必ずしもグリーンベイを去るという意味ではない。ロジャースは理想のシナリオがキャリアの最期までパッカーズに在籍することだとも明かしている。ただ、ロジャースはそのようなキャリアがNFL界では稀有な現実であることも理解している。

「それでも、そこにいて分かったのはチームの決定に逆らえる者など誰もいないということ。彼らはブレット・ファーブやジョーディ・ネルソンもトレードに出し、チャールズ・ウッドソン、もしくは、ジュリアス・ペッパーズとも再契約できなかった。チームにとって一番利益となる決断を彼らは下す。いずれ、自分にもそういう時期が来るだろう。それを真摯に受け止める謙虚な心が必要だし、自分はそうするつもりだ。そうなりたいとは思っている・・・」

「その道を選手自身が決め、チームがそのように放出したのは何人いると思う? ほぼゼロなんだ。それが現実的な可能性であることを理解する必要がある。でも、そうさ、自分の夢のシチュエーションはグリーンベイにずっといることだよ」

ロジャースが夢見るシチュエーションはまた、パッカーズファンが夢見るシチュエーションでもあるはずだ。

【S】