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殿堂入りの元WRオーウェンスがCFLでのプレーを希望?

2018年07月18日(水) 12:45

テレル・オーウェンス【AP Photo/Brynn Anderson】

オハイオ州カントンで開催される殿堂入り式典には参加しないテレル・オーウェンスは、国境の北側に興味を示している。

殿堂入りまで残り1カ月もない44歳の元オールプロ選手はフットボールのキャリアに新たな1ページを刻みたいようだ。オーウェンスは自分の権利を所有しているCFL(カナディアン・フットボール・リーグ)のエドモントン・エスキモーズに対し、10日以内にオファーを提示するか、あるいは、所有権を手放すかを強いる条項を有効にした。これは大手スポーツメディアの『TSN』による情報だ。

オーウェンスの代理人ジェイソン・スタロスジックはTSNのデーブ・ネイラーに対し、オーウェンスがCFLでのプレーに興味があるかと問われた際、「まったくもって100%そうだ。彼は自分の中にまだフットボールをやれる体力がいくらか残っていると感じている。彼は試合が大好きだし、CFLだろうが、NFLだろうが、どこであれ現役復帰を考えている」と明かした。

オーウェンスは2011年にインドア・フットボール・リーグのアレン・ラングラーズでプレーして以降、プロのフットボールで1ダウンも経験していない。オーウェンスが最後にNFLでスナップを経験したのは2010年シーズンでシンシナティ・ベンガルズに在籍していた時の話だ。このシーズンのオーウェンスは72キャッチ、983ヤード、9タッチダウンをマークしていた。また、2012年にはシアトル・シーホークスと1年契約を結んだものの、1カ月もしないうちにリリースされている。

オーウェンスは2009年にダラス・カウボーイズをリリースされた後、 “アメリカのチームを去り、北アメリカのチームに行く”としてバッファロー・ビルズと契約を結んでおり、北部にも少しばかり馴染みがある。

先ごろからオーウェンスの名前が頻繁にニュースに浮上するのは、2018年の殿堂入りメンバーに選出されながらも前例のない式典不参加を表明したことが原因だった。また、オーウェンスはプロのレベルでまだ戦える能力があることを証明しようとアトランタ・ファルコンズのワイドレシーバー(WR)フリオ・ジョーンズとのワークアウトを行った際に、40ヤードダッシュで4.5秒以下をマークしたランを動画で投稿している。

その動画がNFLの関心を引き付けることはなかったものの、CFLでは違うのかもしれない。オーウェンスには強制的にエスキモーズにアクションを起こさせる一時的な優位性があるものの、どこかのチームでロースター入りすることが保証されているわけではない。オーウェンスがキャリア通算で積み上げた15,934レシーブヤードと153レシーブタッチダウンという数字は、平均よりも高い望みへとオーウェンスを導くだろうか。

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