レイダース、DEマックとの契約交渉は2月以降停滞中
2018年08月01日(水) 11:26オークランド・レイダースとディフェンシブエンド(DE)カリル・マック間の状況にいまだ進展は見られない。
トレーニングキャンプにいまだ参加していないマックは5年目が行使された新人契約の最終年を迎えており、ベースサラリーは1,380万ドル(約15億4,000万円)となっている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは先月現地31日(火)、レイダースがマックを喜ばせるようなオファーをいまだに提示しておらず、マックの代理人であるジョエル・シーガルとは今年の2月以降に契約交渉を行っていないようだと伝えた。
レイダースはヘッドコーチ(HC)ジョン・グルーデンのもとでディフェンスの改善を最優先事項に掲げているものの、チームのディフェンス陣はマックの存在次第で全く別のものとなり得る。
過去4シーズンを通じて40.5サックを積み上げたマックはNFLを代表するディフェンシブプレーヤーへと成長してきた。3度プロボウルに選ばれたほか、2015年、2016年には2年連続でオールプロのファーストチームに選出。加えて、2016年には年間最優秀守備選手にも輝いている。
以前にもラポポートはマックとレイダース間の契約交渉が“緊張状態”にあると指摘しており、近日中の問題解決は難しい様子だ。
レイダースのジェネラルマネジャー(GM)レジー・マッケンジーはスポーツ情報サイト『The Athletic(ジ・アスレティック)』に対して次のように述べている。
「このような状況になってしまったのは非常に残念なこと。だが、彼のサイドがこのような方法を採ることを決定したんだ・・・カリル以外にもホールドアウトした選手はいる。それでも、われわれはここを乗り越えなくてはならない。報告することは特にないがね。彼は契約延長するまでホールドアウトするつもりだ。われわれは今、そのような状況にある」
5年目オプションが行使されていることから、CBA(団体交渉協約)に基づき、マックにはトレーニングキャンプを1日欠席するごとに通常の40,000ドル(約440万円)ではなく、30,000ドル(約330万円)の罰金が科せられることとなる。
NFLネットワークのスティーブ・ワイチは今年4月、マックは新契約で6,500万ドル(約72億6,000万円)超えの保証額を希望していると報じていた。
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