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イーグルス、HCペダーソンと副社長ローズマンが契約延長

2018年08月06日(月) 10:45


フィラデルフィア・イーグルスのヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソン【AP Photo/Julio Cortez】

昨年度チャンピオンチームの内部構造は今後もしばらく変更されず、さらなる長期政権になることが決まった。

フィラデルフィア・イーグルスは現地5日(日)、ヘッドコーチ(HC)のダグ・ペダーソンとフットボール運営部門の副社長を務めるハウィー・ローズマンの契約を延長したことを発表した。

契約の具体的内容は非公開だが、ペダーソンHCとローズマン副社長は2022年シーズン終了までイーグルスにとどまるようだ。

チームCEO(最高経営責任者)のジェフリー・ルーリーは声明の中でこのように述べている。

「われわれはダグ・ペダーソンとハウィー・ローズマンの両者との契約延長を行い、チーム内のリーダーシップにある安定感を今後も確実とすることができてこの上ない興奮を覚えている。彼らの強力なパートナーシップがわがチームに初めてのスーパーボウル制覇をもたらしてくれた。ダグとハウィーは短期的にも長期的にも、わがチームが競争力を保ち続けることを約束し、チームの成功に献身してくれる。チームの将来像を明確にすることが、今後も常勝するチームとなる確率を最も高める方法だ」

攻撃コーディネーター(OC)としてカンザスシティ・チーフスで3シーズンを過ごしたペダーソンは2016年にイーグルスのHCに就任した。ペダーソンHCはチームを素早く建て直し、チーム史上初となるスーパーボウルチャンピオンへと導いている。

先シーズンはクオーターバック(QB)カーソン・ウェンツに加えてランニングバック(RB)ダレン・スプロールズ、オフェンシブタックル(OT)ジェイソン・ピータース、ラインバッカー(LB)ジョーダン・ヒックス、セーフティ(S)クリス・マラゴス、キッカー(K)ケイレブ・スタージスといった多数の中心選手が故障でシーズン絶望となる逆境に直面したものの、見事な手腕を発揮したペダーソンHCはチームを1つにまとめあげた。

一方、過去2シーズンにわたって才能ある選手の指名に成功したローズマン副社長は、2017年度のエグゼクティブ・オブ・ザ・イヤー(最優秀役員賞)にも選出された。今やフランチャイズタグプレーヤーであるQBウェンツもローズマン副社長が指名した選手の中に含まれている。

その眼力は2017年のフリーエージェント(FA)市場においても発揮されていた。第52回スーパーボウルMVPのニック・フォールズやワイドレシーバー(WR)オルション・ジェフリー、WRトレイ・スミス、ディフェンシブエンド(DE)クリス・ロング、ランニングバック(RB)レギャレット・ブラント、コーナーバック(CB)パトリック・ロビンソンらをチームに引き込み、ロースターを強化していったのはローズマン副社長だったのだ。

ペダーソンとローズマンがタッグを組んだ過去2シーズンのイーグルスは20勝12敗を収めている。しかし、2人に関してより驚くべきことと言えば、2016年シーズンには7勝9敗という戦績でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区最下位に終わったチームをわずか1年で13勝3敗のチームへと成長させ、スーパーボウルを制覇するチームにまで再建したという事実だろう。

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