イーグルス、プレシーズン中のQBウェンツ出場はリスキーと判断か
2018年08月06日(月) 11:45フィラデルフィア・イーグルスのヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソンは先日、トレーニングキャンプ中はクオーターバック(QB)カーソン・ウェンツを安全第一でプレーさせることを強調した。
ACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)とLCL(外側側副靭帯/がいそくそくふくじんたい)断裂からの復活を目指すイーグルスのフランチャイズQBはまだトレーニングキャンプでのチームドリルにあまり参加していない。
ペダーソンHCは現地3日(金)、ウェンツが後遺症に苛(さいな)まれてはおらず、ウェンツを統制された環境下に置くことはレギュラーシーズン前に完全復活させるというチームプランの一部であると主張していた。
チームプランには4試合のプレシーズンゲームでウェンツが登場しない可能性も含まれているようだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは5日、『Inside Training Camp Live(インサイド・トレーニングキャンプ・ライブ)』の中で「プレシーズンゲームで彼(ウェンツ)の姿が見られなくても個人的には驚かないだろう。イーグルスが彼を出場させる必要はあるのか、また、リスクを犯す必要はあるのか。それらの答えは現時点ですでにほぼ出ている」と報じた。
イーグルスのQBにはニック・フォールズもおり、その存在によって実戦を行う前により長い猶予をウェンツに与えることが可能となっている。
また、ペダーソンHCは記者に対し先週、チームに関連したドリルでのウェンツの動きはトレーニングキャンプ序盤でもう見ることができたと明かし、ウェンツの進捗具合には十分満足しているとも述べていた。
先週金曜日、ペダーソンHCは「私が見た限り、1週間前の話だが、その時点でもう十分良かった」と語っている。
しばらくの間、トレーニングキャンプ中やプレシーズンゲームにおけるウェンツの参加度に関してパニックに陥る必要はないだろう。
ここで1つ確実に言えることは、イーグルスがレギュラーシーズン開幕を前にウェンツを不必要なリスクにさらすことはないということだ。
ラポポートはこのようにも伝えている。
「彼は未来において本当に重要なパーツだ。ウェンツが今後10日だけのQBではなく、来たる10年、あるいは、15年間のQBであること、また、危険度の高い方法で彼を出場させる前に慎重になることが大切だと確認することも非常に重要。それゆえに、プレシーズン期間中はカーソン・ウェンツがベンチにいる姿を多く見るかもしれないが、私が話した関係者たちによれば、それはまったく問題ないようだ」
イーグルスのプレシーズンは今週9日(サーズデーナイト)のピッツバーグ・スティーラーズ戦から始まる。
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