フィラデルフィア・イーグルスのクオーターバック（QB）カーソン・ウェンツが1番のお気に入りであるレシーバー不在でレギュラーシーズン開幕を迎える可能性が浮上している。情報筋の話を元に『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが伝えるところによれば、第52回スーパーボウル後に受けた肩の手術のタイミングが悪く、ワイドレシーバー（WR）オルション・ジェフリーが現地9月6日（木）に開催されるアトランタ・ファルコンズとのシーズン開幕戦に間に合わないかもしれないという。

実際に、ジェフリーがレギュラーシーズン開始をPUP（故障者）リスト上で迎える可能性があるとラポポートは伝えている。仮にそうなった場合、プロ7年目のベテランWRジェフリーは最低でも2018年シーズン開幕からの6試合に出場不可能となる。

イーグルスにはチームの中核を担う選手に故障明けのプレーヤーが多く、ジェフリーもそのうちの１人であった。彼の他にもウェンツ（ACL／膝前十字靭帯とLCL／外側側副靱帯の損傷）、ランニングバック（RB）ダレン・スプロールズ（ACL損傷）、レフトタックル（LT）ジェイソン・ピータース（ACL損傷）、ディフェンシブタックル（DT）ティミー・ジャーニガン（背中）、ディフェンシブエンド（DE）ブランドン・グラハム（足首）、ミドルラインバッカー（MLB）ジョーダン・ヒックス（アキレス腱）、そして、スペシャルチームのエースであるクリス・マラゴス（膝）らが故障からの復帰中だ。

選手を均一に起用するヘッドコーチ（HC）ダグ・ペダーソンの空中戦法では100ヤード以上の成績を1試合も残せなかったジェフリーだったが、NFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）チャンピオンシップ戦とスーパーボウルではタッチダウン3回を決める活躍も見せた。もともとは昨オフシーズンに単年契約でフィラデルフィアにやってきたジェフリーだったが、昨年12月にはチームと4年5,200万ドル（約58億円）の契約延長を交わして高く評価されていた。

ジェフリーがレギュラーシーズン開幕戦を欠場するとなれば、イーグルスはディープスレットのマイク・ウォレス、スロットの武器となるネルソン・アグホロー以外の選手を試す必要が出てくる。故障前のフォームを取り戻そうと試みながら、QBウェンツがタイトエンド（TE）ザック・アーツとドラフト2巡目ルーキーのTEダラス・ゴーダートのコンビを頼る場面が多くなることが予想されている。

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