第52回スーパーボウルMVPに輝いたクオーターバック（QB）が2018年のプレシーズンデビュー戦で負傷した。

プレシーズン第2週のサーズデーナイトゲームでフィラデルフィア・イーグルスとニューイングランド・ペイトリオッツが対戦した現地16日（木）、イーグルスのQBニック・フォールズがペイトリオッツのベテランディフェンシブエンド（DE）エイドリアン・クレイボーンのサックを受けた際に投球側の肩を痛めた。フォールズは即座に苦痛の表情を見せ、ヒットを受けた肩やその周辺を押さえる姿が目撃されている。クレイボーンのサックによってこぼれたボールはペイトリオッツのジャワン・ベントリーがリカバーし、そのままタッチダウンを決めた。

イーグルスはフォールズの負傷を肩の打撲と発表し、試合復帰をクエッショナブルとしている。

カーソン・ウェンツが膝の故障から回復途中にある中、プレシーズン2戦目に先発出場したフォールズはパス9回、44ヤードを投じたところで早々の交代となった。重量感あるペイトリオッツのパスラッシャー陣からプレッシャーを受けていたこともあるが、フォールズが得意とする瞬発的なパスは精度を欠いていた。

この日のフォールズはオープニングから不調のようで、ファーストパスからアウトオブバウンズを投じ、その後のパスも高めに浮き、ターゲットの頭上を越える場面が多々見られた。これらをすべて考慮すると、イーグルスが信頼を寄せるバックアップQBにとっては満足のいく試合ではなかったはずだ。

ウェンツとフォールズが翌週に登場しない場合、イーグルスはプレシーズン第3戦となるクリーブランド・ブラウンズ戦にネイト・サッドフェルドを先発させることになるだろう。

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