ブロンコスGMエルウェイ、「QBキャパニックの獲得はない」
2018年08月17日(金) 12:01デンバー・ブロンコスはベテランクオーターバック(QB)の獲得を熟考している。ただし、もしもそれが本当に実現するとしても、現在フリーエージェント(FA)のQBコリン・キャパニックがその選手となる可能性はなさそうだ。
ジェネラルマネジャー(GM)ジョン・エルウェイは現地16日(木)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェームズ・パーマーに次のように明かした。
「コリンにはここでのチャンスがあった。われわれは彼にオファーを出したことがあるものの、彼がそれを断ったのだ。つまり、以前にも言ったように、これを公(おおやけ)に言っていいのかは分からないが、彼にはここでプレーするチャンスがあったということ。そして、彼がそれを流したのだ」
エルウェイGMのキャパニックに関する発言はもう少し適切な説明を求めてもいいかもしれない。ブロンコスがオファーを出したのは2016年のことであり、それはキャパニックがサンフランシスコ・49ers時代の最後のシーズンに社会の不正義や人種の不平等を訴え、ゲーム開始前の国歌斉唱で膝をつく抗議運動を開始する前の出来事だ。
NFLネットワークのイアン・ラポポートは、2016年の当時にトレードでの獲得を希望したブロンコスがキャパニックに対してペイカットを受けるよう打診していたとも伝えている。エルウェイGMとキャパニックは面談したものの、両者の意見がまとまることはなく破断となっていた。
それ以降、キャパニックへのオファーは一度も提示されていない。
キャパニックは2016年シーズンに49ersで11試合に先発して以降、NFLのロースターに登録されておらず、NFLによる不当な扱いに対して申し立ても行っている。
先日、ブロンコス内ではチャド・ケリーがパクストン・リンチを抜き去り、ケイス・キーナムに次ぐ2番手のQBとして昇格した。エルウェイGMは今週、キーナムが故障した場合に備えてベテランQBの獲得を視野に入れているとも公言していた。
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