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ベンガルズがベテランSイローカをリリース

2018年08月20日(月) 12:04

シンシナティ・ベンガルズのジョージ・イローカとニューヨーク・ジャイアンツのタバレス・キング【AP Photo/Bill Kostroun】

NFLのセーフティ(S)市場に対する向かい風が一層激しさを増している。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロは情報筋の話を元に、シンシナティ・ベンガルズがストロングセーフティ(SS)ジョージ・イローカをリリースしたと伝えた。チームは後にこの動きを正式に認めている。

イローカは『Twitter(ツイッター)』で「良いタイミングでの神の導きだとは言えないね。悪いタイミングでの神の導きであり、不確かなものだ。つまりは・・・神の導きってことさ」と投稿している。

レギュラーシーズン開幕の2週間前となったタイミングでのベンガルズのこの決断は驚くべきものとして迎えられた。2012年ドラフト5巡目で指名されたイローカはヘッドコーチ(HC)マービン・ルイスが構築したセカンダリー陣の主要メンバーとして活躍し、5シーズンを通じて82試合の出場可能試合中、76試合で先発出場を果たしてきた選手だ。

ガラフォロは今回の動向が財政面以外の何ものでもないと報じている。チームはイローカに対し、530万ドル(約5億8,000万円)のベースサラリーに加えてロースターボーナスを支払う予定だった。ベンガルズは今オフシーズン中にエリック・リードの獲得調査を行っていたものの、サンフランシスコ・49ersの元先発Sに関する動きは歴史を振り返っても非常に鈍いSの市場の中でいまだ見られていない。

リードはベンガルズ訪問後、契約に関して不当な扱いを受けているとしてNFLに対して申し立てを行っていた。

今夏中、確立したSとの交渉に関心を示していたインディアナポリス・コルツとシアトル・シーホークスがイローカの次なる新天地として見られている。

ベンガルズの立場からすると、かつては根強く先発の布陣に名を連ねていたSを放出したチームの決定は、ドラフト2巡目の新人ジェシー・ベイツ三世への期待の表れでもありそうだ。ウェイクフォレスト大学出身のベイツ三世と言えば、今年のドラフト直前にNFLネットワークで解説を務めるダニエル・ジェレミーがプロボウルに選出される可能性もあるとの太鼓判を押していた選手だ。

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