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ビルズがプレシーズン第3戦の先発QBに新人アレンを指名

2018年08月21日(火) 09:11

バッファロー・ビルズのジョシュ・アレン【AP Photo/Adrian Kraus】

新人クオーターバック(QB)のジョシュ・アレンがバッファロー・ビルズのレギュラーシーズン開幕戦で先発を務める可能性が高まっている。

チームは現地20日(月)、ルーキーQBが重要なプレシーズン第3戦のシンシナティ・ベンガルズ戦で先発出場することを明かした。

アレンにとってはこの試合がプロ入り後初めての先発出場となる。チームのプレシーズン第1戦で3番目に登場した強肩のアレンは、先週の第2戦では2番目に登場していた。

今回の動きに先立って、先発QBと目されていたAJ・マカロンが鎖骨を亀裂骨折したとの報道があった。マカロンは先週金曜日のクリーブランド・ブラウンズ戦に先発したものの、わずか4シリーズをプレーした後にアレンとバトンタッチしている。

今オフシーズンから新人QBアレンやプロ2年目のネイサン・ピーターマンとの先発争いを始めたマカロンだったが、ケガによってレギュラーシーズン第1週での先発機会は失われることになりそうだ。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはマカロンには数週間程度の離脱が余儀なくされるだろうと伝えている。

マカロンの離脱を受け、20日の練習では初めてアレンがその他の先発陣との練習に加わった。プレシーズンの2ゲームを通じてアレンが投じたパスは32回中18回の成功(56.3%)、176ヤード、タッチダウン2回、また自ら6度のランで47ヤードを記録している。

ブラウンズ戦では多少の改善を見せたが、まだ弱点も見られるアレンは先発の座を確保するための重要な局面を迎えている。今週日曜日に行われるベンガルズ戦でのパフォーマンスの50%以上がポジティブであれば、アレンはその座をぐっと引き寄せることになるだろう。

ドラフト直前までのアレンはパス精度の低さやワイオミング大学時代から見せていたトップ5QBの競争における拙攻によってドラフト1巡目指名QBの中で最も育成が必要なQBと評されていた。今やそのアレンが新人QBとしてレギュラーシーズン第1週目の先発候補に1番近いところまで来ている。今週末のビルズ戦には注目しておくべきだろう。

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