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競技委員会が新ヘルメットルールを再議論へ

2018年08月22日(水) 10:12


ロサンゼルス・ラムズのヘルメット【AP Photo/Mark J. Terrill】

リーグの新ヘルメットルールに対する批判や辛辣(しんらつ)な言葉が止まない。

レギュラーシーズン開幕が数週間後に控える中、NFLはこの規定を改めて吟味するようだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは情報筋の話を元に、競技委員会の会合が現地22日(水)に開かれ、その中でヘルメットルールについても議論が行われるようだと報じた。

議論はプレシーズンゲームの最初の2週間を通じてリーグが学んだことを元に行われるだろう。ラポポートは、「ルールに関する大きな変更は期待されないが、より明確で安定した定義に向けた努力は継続される」と述べ、“新たなビデオや教材”がフィールド上のオフィシャルにとって大いに役立つことになるだろうとも語っている。

ラポポートによると、新ヘルメットルールの根底には“頭を下げてヘルメットで相手に接触しようとする、および接触する技法をゲームから排除する”という思惑があり、この概念がなくならないという。

NFLネットワークのジム・トロッターは、今回の会合は定期的なものであり、ルールの適切なコールや不適切なコールなどにまつわるデータが検証されるだろうと伝えている。

今もなお、フィールド上ではより安定したコールが求められている。新ヘルメットルールに関する混乱は先週末の時点でピークに達していた。プレシーズンの第2週、ミネソタ・バイキングスのボール保持者からのコンタクトに備えたジャクソンビル・ジャガーズのコーナーバック(CB)A.J.ボウイが肩を下げた際に黄色のフラッグが投じられた。スポーツ情報サイト『The Athletic(ジ・アスレティック)』によると、このプレーに対するコールは、バイキングスのヘッドコーチ(HC)マイク・ジマーがリーグからの詳細な説明を求めて即座に立ち上がるのも無理からぬほど目立っていたという。

ジマーHCは次のように述べている。

「これは何人かの仕事を台無しにしてしまう。プレーオフや、仕事など、全体に影響を及ぼすだろう。これまでわれわれはそのようなコールを受けてこなかった。単純に、理解が難し過ぎるということだ。誰も自分に対して“心配はご無用。コールの数を減らすか、レギュラーシーズンではもっと分かりやすくしておく。それか、ルールの改定を予定しているんだ”などとは言ってこなかった」

今回行われる競技委員会の会合に出席した人物から、新ヘルメットルールに関するよりポジティブな回答が得られることを期待しているのはジマーHCだけではないはずだ。

【S】