元ジャイアンツのWRクルーズが引退、ESPNに所属へ
2018年08月22日(水) 11:45ワイドレシーバー(WR)ビクター・クルーズが正式に引退を表明した。
スポーツ関連の情報配信メディア『Uninterrupted(アンインタラプテッド)』が投稿した動画の中で、元ニューヨーク・ジャイアンツのクルーズがプロキャリア7年を振り返り、新たな道を歩むことを明らかにした。
クルーズは「キャリアを終え、新たな人生の章に進むことにわくわくしている。“ESPN”というメディアの世界に飛び込むんだ。未来について興奮しているよ。新たな章にね。皆も自分と一緒にぜひとも楽しんでほしい。ここからが始まりさ」と述べている。
2010年にマサチューセッツ大学からドラフト外フリーエージェント(FA)選手としてジャイアンツ入りを果たしたクルーズは2011年、2012年と1,000レシービングヤード超えのシーズンを2年連続で記録し、2011年シーズンにはスーパーボウルを制覇した優勝メンバーともなった。
しかしながら、クルーズはジャイアンツでの最後の3年間を通して故障に苦しんだ。2014年シーズンは膝蓋(しつがい)腱断裂によって6試合のみの出場となったクルーズは翌シーズンにもふくらはぎの負傷で故障者リスト入りしている。2016年シーズンには復帰したものの、その生産性は低下し、キャッチ39回で586ヤード、タッチダウン1回を記録するにとどまった。
2017年にはシカゴ・ベアーズと契約を交わしたが、レギュラーシーズン開始を前にリリースされていた。
クルーズは動画の中で「自分の旅は簡単なものではなかった。アップダウンが激しかったし、何度か困難な時期を経験したのは間違いない。ここで一度閉じる章は人生の中で最高のものだったよ」と語っている。
ジャイアンツでの7シーズンを通じてクルーズは合計キャッチ303回、4,549ヤード、タッチダウン25回を記録し、2012年にはプロボウルにも選出されていた。
ジャイアンツは『Twitter(ツイッター)』にクルーズの門出を祝う動画を投稿している。
Congrats on your retirement @teamvic! #OnceAGiantAlwaysAGiant pic.twitter.com/pXbrre95ay
— New York Giants (@Giants) 2018年8月21日
「引退を祝福するよ、クルーズ!#OnceAGiantAlwaysAGiant」
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