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バイキングス、Sイローカ獲得でセカンダリー陣を強化

2018年08月23日(木) 13:19


シンシナティ・ベンガルズのジョージ・イローカとニューヨーク・ジャイアンツのタバレス・キング【AP Photo/Bill Kostroun】

ミネソタ・バイキングスがディフェンス陣をさらに強化した。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地22日(水)朝、フリーエージェント(FA)のセーフティ(S)ジョージ・イローカがバイキングスと1年契約で合意したと情報筋の話を元に報じた。チームは後にこの動向を正式に認めている。

イローカは先週、シンシナティ・ベンガルズからリリースされた。バイキングスのヘッドコーチ(HC)マイク・ジマーはイローカのプロ入り後2年の間、守備コーディネーター(DC)としてベンガルズに所属しており、この遅いタイミングでのベテランS獲得にも安心感を持っているようだ。

先シーズンのイローカは16試合に先発し、タックル80回、パスディフェンス5回、インターセプト1回を記録している。『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によると、昨年度のイローカは対戦相手に対して68.4パサーレーティングしか許しておらず、キャリアベストのシーズンを過ごしていたとのことだ。

28歳のイローカはオールプロSのハリソン・スミスと共に活躍することが期待されている。スミスに加えてイローカが起用されることで、バイキングスのバックエンドには相当なダイナミックさがもたらされるだろう。2人の器用さはジマーHCのスキームに流動性を与え、バイキングスのSにはより創造性が生まれるに違いない。

その一方で、イローカの加入はストロングセーフティ(SS)アンドリュー・センデーホのミネソタでの未来に疑問符を投げかけている。

イローカが加わり、すでに頑丈だったジマーHCの守備陣に可視できる弱点はまったく見当たらない。

今オフシーズンのバイキングスは既存のプレーメイカーたちとの契約を固め、外部からはタレントを獲得してきた。ここで一つ明らかになったのは、クオーターバック(QB)カーク・カズンズとの超大型契約に支配的な守備陣の解体を必要としていなかったことだ。

バイキングスは『Twitter(ツイッター)』でイローカの加入を歓迎している。

「セカンダリー陣のさらなる強化! バイキングスへようこそ、イローカ!」

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