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開幕後の新ヘルメットルール適用は1人だけ
2018年09月11日(火) 09:16レギュラーシーズンが開幕し、修正された新ヘルメットルールの適用は手さぐり状態で進行しているようだ。
リーグのデータによると、現在までの14試合を通じてオフィシャルがヘルメットによるヒットだと判定して選手にペナルティを与えたケースは1件のみとなっている。
現地9日(日)に行われた試合の第1クオーターで、ロサンゼルス・チャージャーズのランニングバック(RB)オースチン・エイケラーに対してカンザスシティ・チーフスのセーフティ(S)ロン・パーカーがヒットした際にフラッグは上がった。シンシナティ・ベンガルズのSショーン・ウイリアムスは新ヘルメットルールの適用ではなく、不必要なラフプレーによるペナルティで退場となった。
先月22日にリーグが“故意でない偶発的なヘルメットの接触、または、フェイスマスクへの接触”はファールではないと明記した修正版の新ヘルメットルールを定めて以降、このルールによるペナルティはほぼコールされていない。
プレシーズンゲームが始まってからの2週間だけでヘルメットルール適用によるペナルティが51回もコールされた一方、ルール修正後のプレシーズンゲーム後半の2週間では20回だけの適用となっていた。
頭を下げてヘルメットで相手に接触しようとする、および接触する技法をゲームから排除することで選手の安全確保を狙った新ヘルメットルールは選手やコーチたちに混乱を招いてきた。
レギュラーシーズン第1週を通して見れば、現在のところ、新ヘルメットルールによる影響はさほど大きくないようだ。
【S】