パッカーズQBロジャースの第2週出場は不透明
2018年09月11日(火) 11:12現地9日(日)に行われた試合中に負傷して一度ゲームを離れたグリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースは、後半から復活して見事にチームを24対23の逆転勝利へと導いた。
試合後、シーズン第2週について問われたロジャースはすぐさま『NBC』に対し、「来週も出場する予定だ」と断言するように語っていた。
しかしながら、現実はそれほどシンプルではないようだ。
パッカーズのヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーは10日、メディアの前に立ち、次戦となるミネソタ・バイキングス戦へのロジャースの出場についてはまだ不確かであることを明かした。マッカーシーHCは記者に対し、パッカーズはロジャースの膝の状態について現在もさらなる詳細な情報を収集している段階であり、ロジャースの願望は認知しているものの、どちらか一方に決断するには至っていないとも明かしている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは『Twitter(ツイッター)』を通じてこのように伝えている。
「パッカーズのヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーは記者に対し、アーロン・ロジャースの膝の状態については情報を収集している段階だと明かし、膝の腫れが引き、その後の様子次第であるとも伝えていた。ロジャース自身は明らかに出場を望んでいるが、その決断を下すにはまだ早すぎるようだ」
いまだかつてなかった超大型契約を締結させたロジャースが、プレーするためには何でもするのは当然だろう。ロジャースだけでなく、他のプロフェッショナルなアスリートであれば皆、同様のことを思うはずだ。
それでも、9日夜の試合でロジャースがほぼ片足だけでプレーし、ボールを投じる際にも右の軸足だけを使い、左足に体重が乗るのを嫌っていたのは明らかだった。膝の状態がかんばしくないと判断したロジャースはショットガンやピストルフォーメーションで動く以外の方法を使うようオフェンスに要求していたことを試合後に認めている。ロジャースは試合後も歩きづらそうにする姿が見られていた。
チームの大黒柱がこのような状態になるケースはこれまでにも多く見られてきた。フィリップ・リバースはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦でACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂し、ベン・ロスリスバーガーは足首と足の負傷によっておよそ30日間、特大サイズのシューズを履く姿が見られている。
しかし、まだシーズンの2週目といった点では意味が異なるだろう。タイミング的には必要とあれば休むことも可能だ。ロジャース不在でパッカーズが白星を飾ることは厳しいかもしれないが、シーズンは第17週まで続くのだ。
いずれにせよ、今後もロジャースの動向については注視していくべきだろう。
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