今季初戦でボルティモア・レイブンズを相手に47対３で大敗したバッファロー・ビルズには、攻守ともに改善を施すための多くの時間が残されている。

攻撃陣における１つの具体的なポジションとしてはクオーターバック（QB）だろう。しかしながら、第2週のロサンゼルス・チャージャーズ戦に向けてネイサン・ピーターマンか、あるいは、新人のジョシュ・アレンを起用するのか、これに関する決断はまだ下されていないようだ。

ビルズのヘッドコーチ（HC）ショーン・マクダーモットは現地10日（月）、記者に対して「われわれは現状を考察している段階にいる」と明かした。

レイブンズ戦ではピーターマンが先発QBを務めたが、19回のパスを投じて成功は5回、24ヤード、インターセプトを2回記録した後に交代となった。ピーターマンは３回のサックを受け、パサーレーティングは0.0という悲惨な結果を残している。

一方で、ピーターマンの後を引き継いだアレンもまた、15回のパスを投じて成功は6回、74ヤードとそれほどのパフォーマンスを披露できずに終わった。アレンもまた3回のサックを受け、パサーレーティングは56.0となっている。

アレンがビルズの唯一の得点を導き出した一方で、ビルズQBの2人を合わせて33回のパスを投じて11回の成功、98ヤード、パサーレーティングは17.1と最悪な内容だった。

数日以内にマクダーモットHCが決断を下したところで、ビルズがQBのパフォーマンス改善を必要とするのは当然だ。さらに、次戦がこちらも初戦を落としているチャージャーズとなることからも、初勝利を狙う敵ディフェンス陣を相手にビルズのフロントファイブにはよりタフなプロテクションが求められることだろう。

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