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バイキングスが早くもKを交代、カールソンをウェイバーにかけベイリー獲得へ

2018年09月18日(火) 12:32

ミネソタ・バイキングスのダニエル・カールソン【AP Photo/Mark Reis】

ミネソタ・バイキングスが開幕からわずか2週間でキッカー(K)を交代した。新人を切り捨てたバイキングスはベテランKとの契約を模索している。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロによると、バイキングスは現地17日(月)にダニエル・カールソンをウェイバーにかけたようだ。NFLネットワークのイアン・ラポポートはバイキングスが新たにダン・ベイリーと契約を交わすようだと報じている。

カールソンはバイキングスのトレーニングキャンプでカイ・フォーバスとのポジション争いに勝利していた。ドラフト5巡目指名のカールソンは引き分けに終わった先週末のグリーンベイ・パッカーズ戦でフィールドゴールを3回ミス。このうちの2回は延長戦である“オーバータイム(OT)”で行われ、勝利を収める可能性のあったキックだった。また、OTでミスした2回目のキックは平均的な35ヤードのアテンプトだった。

ヘッドコーチ(HC)マイク・ジマーはカールソンがプレシーズン第3戦で2回目のフィールドゴールをミスした際に、この若きキッカーについて多少の不安があるとも漏らしていた。カールソンのミスがなければ、アウェー戦での同地区ライバル対決で大金星を飾ることができた可能性もあったが、これによってカールソンの運命は定まってしまった。

バイキングスは新人に代え、NFL史上2番目に精度の高いキッカーをチームに引き入れる。

7シーズンを過ごしたダラス・カウボーイズからカットされたベテランKのベイリーは複数のオファーを蹴り、自分が望む球団からのオファーを待っていた。どうやら、ベイリーはミネソタ行きのチケットを欲していたようだ。

全アテンプトの88.2%で成功を収めるベイリーは現在、ボルティモア・レイブンズのジャスティン・タッカーに次いでNFL史上2番目に精度の高いキッカーとなっている。昨シーズン、30歳のベイリーは股関節の負傷によって4試合に欠場し、アテンプトはキャリア最低となる成功率75%という珍しい数字を残した。ベイリーによるエクストラポイント278回のアテンプトでのミスはわずかに2回である。

ベイリーが通常通りの健康状態に戻るとすれば、すでに体制の整っていたバイキングス攻撃陣にさらなる武器が入荷したことになる。

【S】