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ブラウンズが先発QBにメイフィールドを指名

2018年09月25日(火) 07:08

クリーブランド・ブラウンズのベイカー・メイフィールド【AP Photo/Ron Schwane】

ベイカー・メイフィールド時代の幕開けだ。

現地24日(月)、練習を終えたクリーブランド・ブラウンズのヘッドコーチ(HC)を務めるヒュー・ジャクソンは報道陣にクオーターバック(QB)メイフィールドを先発に昇格させると明かし、健康状態に問題がなければタイロッド・テイラーはバックアップにまわるとも付け加えている。

シーズン第3週サーズデーナイトフットボールでニューヨーク・ジェッツと対戦したブラウンズは第2クオーター終了目前にテイラーが脳しんとうの診察を受けるためロッカーに下がったため、2018年ドラフト全体1位指名を受けて加入した新人QBメイフィールドがレギュラーシーズンデビューを果たした。ブラウンズはジェッツを21対17で下し、635日ぶりの勝利を味わっている。

「もちろん、ベイカーはとてつもなく必死に取り組んできたし、バックアップのポジションを実力で手に入れ、今回の試合に出場して活躍することができた。彼が自分でものにしたのだ。本当によくやった。チームを勝利に導く支えになること、私はそれが非常に重要だと考えている」

フィールドに舞い降りたメイフィールドはすぐさまスタジアム全体のムードを一変させた。メイフィールド出場前のブラウンズはフィールドゴールの獲得にとどまっていたが、メイフィールドがピンポイントで通すパスを武器に流れを変え、試合を降り出しに戻すワイドレシーバー(WR)ジャービス・ランドリーのタッチダウンにつながるプレーを演出した上、勝利を決定づける得点で締めくくったドライブにもタイトなパスコースながらランドリーにボールをつないでいる。

先発昇格を受けてメイフィールドは「謙虚な気持ちだ。名誉なことだと思っている。でも、自分はこうなりたかった。先発クオーターバックになりたかったんだ。プレーしたかった。それが人間の摂理さ。うれしいけど、まだ始まったばかり」とコメントした。

また、ジャクソンHCは「ベイカーはまだやるべきことが多くあると理解している。NFLで成長し続けなければならず、われわれのシステムをさらによく理解し、これまで以上に実行していかなければならない。それに、これからは一層のプレッシャーものしかかってくる。それでも、私は彼がそれに対応できると考えている。彼自身がそれを示しているようにね。どんなチャンスでもお呼びがかかれば準備万端であることを示してくれたし、そのチャンスを最大に生かす。彼はそうやってきたのだ」とも付け加えている。

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