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シーホークスSトーマス獲得の可能性を模索するチーフス

2018年09月25日(火) 11:49

カンザスシティ・チーフスのヘッドコーチ(HC)アンディ・リード【AP Photo/Ed Zurga】

現シアトル・シーホークスのセーフティ(S)アール・トーマスのトレード先としてダラス・カウボーイズの名前が頻繁に挙げられてきたものの、現地23日(日)の朝にはトレード先候補として突如、カンザスシティ・チーフスの名前が浮上した。

24日に行われた記者会見の場で、チーフスのヘッドコーチ(HC)アンディ・リードがロースター強化のためにシーズン中のトレードを検討しているかどうかについて語る場面があった。

トーマスがシーホークスとの契約下にあることを考慮すれば、リードHCがトーマスの名前に言及しなかったのは良いことだ。リードHCは記者に対し、チーフスがトレードトークに関連しているとのうわさについて控えめに語っていた。

リードHCは24日、チームの公式サイトを通じて「現在、われわれには何の話もないし、そのような状況にはない。そういったうわさがあることは分かっているが、われわれはそのような立場にはいない」と明かした。

それにもかかわらず、トーマスに関してはリードHCが明かすことができる内容以上の情報が出回っているようだ。

チーフスの関係者が24日、『NFL.com』のジェフリー・チャディハに対してチームはトーマスに関するトレードの可能性を模索しているが、実現の可能性は低そうだと明かしていたという。この情報元によると、トーマスへの関心はエリック・ベリーの健康状態を懸念したものではなさそうだ。

ベリーはかかとにケガを負っており、今年の8月後半から練習を欠席し続けていた。ベリーはまた、2017年のレギュラーシーズン開幕戦でアキレス腱を断裂し、そのリハビリも行っている状況だ。

チャディハによると、チーフスはリハビリでポジティブな兆候を見せているベリーに関しては楽観的に見ており、今週からはフィールド上での運動も再開可能だとしているとのこと。これらの情報に加え、より現実的な展望はホームで開催されるシーズン第5戦のジャクソンビル・ジャガーズ戦でベリーが復帰することだともチャディハは伝えている。

一方で、もう1人の先発Sダニエル・ソレンセンがトレーニングキャンプ序盤で足の下部と膝を負傷して戦列を離れていることもあり、チーフスがトーマスに興味を示すのも納得のいく話ではある。

ベリーとソレンセンが先発を外れる中、チーフスはロン・パーカーとエリック・マレーを先発Sとして起用している。

オールプロ3度のトーマスがチーフスに入れば、現在リーグ最下位に沈むチーフスのディフェンス陣がすぐさま活性化することは間違いないだろう。

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