パッカーズ、QBロジャースの練習欠席がチームに悪影響か?
2018年09月28日(金) 11:47シーズン初戦に膝を負傷したグリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースは毎週、水曜日から金曜日にかけての練習は欠席し、土曜日の練習だけ参加して翌日の試合に臨んでいた。
パッカーズの先発QBによる平日の練習欠席はチームに多少なりとも悪影響を及ぼしているかもしれない。
ヘッドコーチ(HC)のマイク・マッカーシーは『Milwaukee Journal Sentinel(ミルウォーキー・ジャーナル・センチネル)』を通じ、「アーロンは間違いなくヒンクル・フィールドにおいて影響力のある存在だ。彼には相当な闘争心がある。もう一度言うが、クオーターバックのポジションに就く選手はそれを持っていなくてはならない。クオーターバックが闘争心を持っていなければ、平日の練習でチームが成長することはない」と述べていた。
マッカーシーHCの最後の発言は、平日の練習で攻撃陣を率いるバックアップQBのデショーン・カイザーやティム・ボイルに対する訴えのようでもある。
当然ながら、日曜日の試合で先発することが最優先事項だろうが、ロジャースでさえも平日の練習中に参加できない苦しさを吐露していた。
「そこに加わりたい。もちろんだ。練習に参加できないと、自分にとっては感覚が違うし、難しくもなる。練習にはいつだって参加したい。自分だけのことではなく、他のチームのメンバーとの連携といった意味もあるし、とりわけ、水曜日や木曜日にはゲームプランに取り組むという作業もある。つまり、それには自分も心苦しい思いをしている」
シーズン開幕から約1カ月となり、パッカーズの攻撃陣は他のチームと同様、まだ勝ちパターンを模索している段階だ。先発QBがほとんどの時間をリハビリに費やす中で、チームが全体の連携を向上させるのはなかなか厳しいところだろう。
ロジャースとワイドレシーバー(WR)陣の連携のズレは先週に黒星を喫したワシントン・レッドスキンズ戦で顕著に見られた。膝の負傷によるロジャースらしからぬ悪送球、あるいは、レシーバー陣とのミスコミュニケーションのせいか、パッカーズの攻撃陣全体はどことなくぎこちなくも見えた。
マッカーシーHCによると、ロジャースは27日にシーズン第1週以降で初めて制限付きでの練習参加が可能となったようだ。
チームはロジャースの練習欠席による影響が30日に開催されるバッファロー・ビルズ戦で出ないことを願っている。ビルズのディフェンス陣は先週、パッカーズの地区ライバルであるミネソタ・バイキングスの攻撃陣を力でねじ伏せていた。
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