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RB不足のイーグルス、トレードでマッコイの獲得も視野に?

2018年10月10日(水) 11:10

バッファロー・ビルズのルショーン・マッコイ【AP Photo/Ron Schwane】

フィラデルフィア・イーグルスのジェイ・アジャイがACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂し、バッファロー・ビルズがチーム再建モードに入る中、イーグルスにルショーン・マッコイが戻って来る可能性はあるのだろうか。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはマッコイの古巣復帰に関心が寄せられているものの、両チームがその取引を成立させられるかどうかは不明のままだと報じた。今週木曜日に試合があることからも、イーグルスにとっては微妙なタイミングとなっているようだ。

たとえ結果につながらずとも、イーグルスのジェネラルマネジャー(GM)ハウィー・ローズマンがあらゆる選択肢に手を出すことで有名なことには留意すべきかもしれない。

バッファローのメディア『WIVB』は以前、イーグルスはすでにマッコイのトレードについて可能性を知るべくビルズに連絡を取っていたたようだと伝えていた。

昨年度スーパーボウル覇者にはまだチャンピオンシップへの扉が開いていることも考えれば、ローズマンGMはビルズが年を重ねた才能あるベテランRBをカットするかどうかを確認することは大事だろう。

ただし、実際にローズマンGMがマッコイの獲得調査を行ったのはこれが初めてではなかったようで、『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロは現地9日(火)放送の『Up To The Minute(アップ・トゥー・ミニット)』の中で、ローズマンGMは過去にもマッコイとの再会を希望していたようだと報じている。

ビルズにとって、30歳のマッコイに対して大金を支払うのはナンセンスであり、マッコイは最大で2018年と2019年に600万ドル(約6億7,000万円)を手にすることになっている。しかしながら、マッコイを売り飛ばせば、現時点ですでにタレント不足の攻撃陣のさらなるレベル低下を促進し、新人クオーターバック(QB)ジョシュ・アレンにもさらなるプレッシャーがのしかかるだろう。マッコイは先日のテネシー・タイタンズを相手に24回のキャリーで85ヤードを記録し、良い流れに乗っていると言える。

現段階ではまだマッコイを獲得する代わりに、イーグルスがビルズに対してどの程度の代償を支払うつもりなのかははっきりとしていない。

1つだけ確かなことは、今のところはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区で2勝3敗のイーグルスにはまだ地区を制覇する可能性が十分に残されているということだ。そのチャンスが残る限り、ローズマンGMがチームを向上させるためにあらゆる選択肢を試すことが予想される。今はもう、イーグルス時代の最後の2シーズンで1,300ヤード超えを連続で達成した時のマッコイではなくとも、彼にはまだ、エースQBカーソン・ウェンツを筆頭にコリー・クレモント、ウェンデル・スモールウッド、ダレン・スプロールズらと共に頼りがいのある武器として機能するだけの力は十分に残っているはずだ。

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