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ジャガーズのリードRBはイェルドンのまま継続へ

2018年10月12日(金) 12:02

ジャクソンビル・ジャガーズのT.J.イェルドン【AP Photo/Don Wright】

ジャクソンビル・ジャガーズのバックフィールドには故障者が多発し、緊急での補強を必要としていた。

先発ランニングバック(RB)レナード・フォーネットはハムストリングの負傷で戦線を離脱し、バックアップのコリー・グラントが今季絶望となる故障を負う中、シーズン第5週を終えて健康なRBとして残ったのはT.J.イェルドンただ1人となっていた。

しかしながら、層を厚くしようとすぐさま動いたジャガーズはフリーエージェント(FA)のベテランRBのジャマール・チャールズと契約を交わし、デンバー・ブロンコスの練習生だった新人のデビッド・ウィリアムズもチームに加えている。

元オールプロ2度、プロボウル4度の経験を持つチャールズが経験の豊富さをチームにもたらす一方で、ヘッドコーチ(HC)のダグ・マローンは今週末に開催されるダラス・カウボーイズ戦を前にして現行の先発陣に問題はないと見ているようだ。

現地10日(水)、チームの公式ウェブサイトに「T.J.がチームのためにキャリーをしてくれる」と語ったマローンHCは続けて「われわれはジャマールとデンバーの練習生だったウィリアムズをチームに加えた。ジャマールの調子は良さそうだ。いい感じだと思う。準備もできているように見える。・・・われわれはいくらかの手助けが必要なんだ。だから彼らをチームに呼び込んだ。われわれは彼らにも仕事を与えるだろう」と述べていた。

絶頂期にはリーグ内でもトップクラスのRBとして知られていた現在31歳のチャールズは、10年間のキャリアを通じて合計10,142ヤード(7,556ランヤード)、タッチダウン64回を記録している。9シーズンをカンザスシティ・チーフスで過ごしたチャールズだが、先シーズンはブロンコスでプレーしていた。

しかし、5月にはニューオーリンズ・セインツで、先月にはワシントン・レッドスキンズでワークアウトを行っていたにもかかわらず、オフシーズンを通してチャールズには契約のオファーが来ていなかった。

10日、待つ期間も体調をキープしていたことでジャガーズとの契約は簡単な決断になったと明かしたチャールズは、続けてこのように述べている。

「彼らは競争力のあるチームだと感じたし、彼らが呼んでくれた時はうれしかった。スーパーボウルを制覇したいし、だからこそ常に選択肢はオープンにしていたんだ。なぜなら本当にスーパーボウルで勝ちたいからね。そのチャンスがかなりあると思ったからここに来た。そして、チームに貢献するんだ」

ジャガーズでどのような役割を任されるのかはまだ不明だが、チャールズはコーチ陣から与えられた仕事は何でもこなすつもりであり、2つのチームでプレーした経験から、プレーブックを覚えるのにもさほどの時間は要しないと考えているようだ。

チャールズは「今はもうベテランだ。つまり、少なくとも10年はやっているということ。だからこそ、自分にとってフットボールはフットボールだ」と明かした。

一方のジャガーズはたとえチャールズがすばやくチームに順応したとしても、フォーネットが復帰するまでの間はイェルドンをリードRBに据えるだろう。

キャリアの長さや故障歴を考えると、チャールズは一定の状況下で登場する補助的な役割をこなすベテランRBとして機能することになりそうだ。

【S】