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ドルフィンズHCゲイズ、QBタネヒルの負傷については語らず

2018年10月15日(月) 10:23

マイアミ・ドルフィンズのライアン・タネヒル【AP Photo/Joel Auerbach】

現地14日(日)に開催されたマイアミ・ドルフィンズ対シカゴ・ベアーズ戦でドルフィンズの先発クオーターバック(QB)を務めたブロック・オズワイラーがチームをオーバータイムでの31対28の勝利へと導いた。通常であれば先発だったはずのライアン・タネヒルは肩の負傷によって試合から除外されていた。

試合が終わった後もヘッドコーチ(HC)アダム・ゲイズはベアーズ戦から除外する原因ととなったタネヒルの負傷について詳細を述べていない。

フラストレーションを溜めたゲイズHCは記者に対して「分からない。HIPAA法(医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律)とか、そういったものがあったんじゃないか。それについては話せない・・・知らないし、彼にそういう質問をぶつけてはいない。今日は出られないということだけは分かっていた。もういいだろう、彼に直接聞くといい。もうこれに関する質問に答えるのはうんざりだ」と述べた。

今週、肩の負傷によってタネヒルの名前が唐突に故障者報告書に記載された。水曜日と木曜日の練習にはフル参加したものの、金曜日には“制限付き”練習参加者として故障者報告書に名前が載り、週末の試合出場が不安視されていたタネヒル。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとステイシー・デールズによると、肩の状態が次第に悪化したため、金曜日にはファーストチームの練習に参加していなかったようだ。

ゲイズHCは試合前にタネヒルがプレー可能かどうかとデールズから尋ねられた際に「彼と私としては・・・今のところはまだ準備ができていない状態だ」とお手上げ状態であることを示し、試合後には「それについての詳細は自分たちの間だけにとどめておく。あなた方が知る必要はない」と発言していた。

シーズン第5週にはレフトタックル(LT)レアミー・タンシルが脳震とうを発症して離脱。今度はタネヒルがシンシナティ・ベンガルズ戦での大敗の責任を負った。今季を通してタネヒルは11回のサックを受けており、これはリーグ13位タイの数字となっている。

ドルフィンズ攻撃陣は14日に白星を飾るまでの2週間を通じて不調に喘いでおり、タネヒルはこの間にパス成功率56.4%で1試合平均142.5パスヤードという成績にとどまって2連敗を喫していた。

【S】