選手にビールを浴びせたペイトリオッツファンがスタジアムの出入り禁止へ
2018年10月16日(火) 13:28試合を観戦するNFLのファンは行動規範に従わなければならない。
現地14日(日)のサンデーナイトで開催されたカンザスシティ・チーフス対ニューイングランド・ペイトリオッツ戦の第4クオーター後半にチーフスのワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルが75ヤードのタッチダウンを決めた際、1人のペイトリオッツサポーターがヒルに対してビールを浴びせ、サポーターとしての一線を超えるという残念な出来事が起きた。
ペイトリオッツは15日の早朝、その問題行動を取った人物を特定し、その人物に対して今後のジレット・スタジアムへの出入りを禁ずる書面を送ったと『Twitter(ツイッター)』を通して発表した。
フォックスボロ警察署は15日の午後、容疑者はマサチューセッツ州マンスフィールド在住の21歳男性であると明かした。この人物は治安を乱す行為、および、スポーツイベントで物を投げた罪に問われることとなる。
この出来事が起こる直前、トップスピードでゴールラインを駆け抜けたヒルの勢いはエンドゾーンを超えた先まで止まらず、プレーフィールドと観客席を隔てるフェンスに両手を当ててようやくストップした。そのフェンス際にて今回の事件が起きてしまった。
リプレーを見ると、ヒルの右側にいた観客がカップに入ったビールを浴びせており、その前には別の観客がヒルに向かって中指を突き立てていた。フェンス手前で卑劣な行為を受けたにもかかわらず、ヒルがその挑発的行為に反応することはなかった。
一部のファンによる悪質な行動とは別として、この日の試合は最終的にペイトリオッツが43対40でチーフスを下している。この出来事が起こった直後に、ペイトリオッツが行動規範に逸脱した行為が許されるものではないとの強いメッセージを発信したことは称賛に値する。
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