リビオン・ベルが突然ユニフォームを着てフィールドに復帰するのではないかと夢見ているファンがいるかもしれないが、その可能性はまだ低そうだ。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のジュディ・バティスタは現地の情報筋の話を元に、チームはベテランランニングバック（RB）のベルが今週中に施設に戻ることを期待していないようだと伝えた。

ベルが1,454万ドル（約16億3,000万円）のフランチャイズテンダーへのサインを拒み続け、現在も未契約のままでスティーラーズはバイウイークへと入っていく。

トレード候補にも挙がっているとされるベルだが、体力を充実させつつある中、フリーエージェント（FA）権の取得要件となるプレー年数を稼ぐために今週中にもチームに復帰するのではないかとささやかれていた。

しかしながら、スティーラーズとの公式な契約がないベルには、どこか他の場所からいきなり登場する可能性や、チームから離れ続けるといった選択肢も考えられる。なんとも不思議な状況だと言えよう。ベルが不在の間はジェームズ・コナーがランナーとパスキャッチャーの両刀使いの馬車馬としてその役割を担っている。

クオーターバック（QB）のベン・ロスリスバーガーはここ数週間にかけて、ベルが復帰したとしてもコナーの影が薄くなるはずはないと主張してきた。安定感にはかける選手だが、若きRBのコナーにはいずれトップクラスのRBとなるポテンシャルはあるだろう。

結局のところ、ベルは自分で身の回りのことに対処している。その一方で、スティーラーズはAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）北地区で競り負けぬよう、次なる対戦相手に向けて準備を進めているのだ。

ベルに関しては新たな情報が入り次第お伝えしていくが、スティーラーズはある程度コナーを信頼しており、仮に、いわゆるチームのリードバックがフィールドから離れ続けた場合でも歩みを止めることはないはずだ。

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