ファルコンズRBフリーマンが股関節の負傷で手術へ
2018年10月17日(水) 09:55アトランタ・ファルコンズのランニングバック(RB)デボンタ・フリーマンは今週のニューヨーク・ジャイアンツ戦を含む今後の数試合に欠場する見込みだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはフリーマンが股関節の手術を受ける予定であり、故障者リスト(IR)に登録される模様だと報じた。この動きにより、フリーマンは最低でも8週間の離脱を余儀なくされる。
このニュースを最初に伝えたのは『FOX Sports(フォックス・スポーツ)』のジェイ・グレイザーだ。ファルコンズも後にフリーマンのIR入りを認めている。
ファルコンズのヘッドコーチ(HC)ダン・クインはチームの公式サイトで次のように述べた。
「デボンタが足をケガしたピッツバーグ(スティーラーズ)との試合後、われわれは、彼は股関節付近に一般的な普通程度の痛みを抱えているものだと思っていた。だが、時間が経っても痛みが消えず、チームはデボンタの検査をすることに決めた。その結果、手術が必要なものだと判明し、最終的には故障者リストに登録することとなった。われわれは彼が今季中には復帰できることを願っているが、それについては今後の数週間を通じてもっと安心できる状態になるはずだ」
フリーマンの名前は当然、8週間後にIRから復帰する候補に挙がるだろうが、現在2勝4敗と低迷するファルコンズにおいて、その復帰のタイミングは難しいものとなりそうだ。
昨年に6年4,300万ドル(約48億円)の契約を交わしたフリーマンは今季まだ2試合にしか出場しておらず、アテンプト14回で合計68ランヤード、レシーブ5回で23ヤードを記録するにとどまっている。シーズン開幕戦で膝を負傷してシーズン第2週から第4週の試合を欠場した26歳のRBはシーズン第5週から復帰したものの、足と股関節を負傷して先週の試合を欠場している。
先週に突然発生した股関節の問題が、フリーマンのアトランタでのキャリアに危機をもたらす可能性もある。
フリーマンが不在となった今、シーズン序盤の苦戦を挽回しようと試みるチームはコールマンをリードバックとして起用するだろう。コールマンは相手タックルをかき分けて走ると同時に、バックフィールドではパスキャッチも可能なデュアルスレットであり、スペースを見つけた際には爆発力を発揮するRBだ。25歳のコールマンは契約年を迎えており、フリーエージェント(FA)市場での値踏みに関心のあるチームはコールマンが大事なシーズンにどの程度の成績を残せるかどうかに注目している。まだ6試合ではあるが、体重約95kgのコールマンはキャリー71回(1試合平均11.8ランアテンプト)で260ヤードを記録。キャリアハイは先シーズンに15試合を通して記録したキャリー156回(1試合平均10.4ランアテンプト)だ。
フリーマンの不在はポテンシャルの高い新人のアイトー・スミスにもチャンスを与えるはずだ。先週末に勝利を収めた試合では、南ミシシッピ大学出身からドラフト4位でプロ入りしたスミスがキャリアハイとなる29回のオフェンシブスナップでプレーし、コールマンにせまるプレー時間を得ていた(コールマンはスナップの58%、スミスはスナップの45%)。今季のスミスはまだ32キャリーで102ヤードだが、エンドゾーンへの嗅覚は鋭く、ここ3試合連続で1回ずつのタッチダウンを決めている。
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