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ベンガルズLBバーフィクトにラフプレーで約1,200万円の罰金

2018年10月22日(月) 14:27

シンシナティ・ベンガルズのボンタゼ・バーフィクト【AP Photo/Frank Victores】

シンシナティ・ベンガルズのラインバッカー(LB)ボンタゼ・バーフィクトに罰金が科された。いったい何度目のことだろうか。

4試合の出場停止処分から復帰して2戦目で、バーフィクトには11万2,000ドル(約1,200万円)の罰金が科された。これは先週のピッツバーグ・スティーラーズ戦における複数の不必要なラフプレーに対する制裁だ。これらの悪質なヒットを行ったバーフィクトに出場停止処分が下されることはなかった。

スティーラーズ戦の第3クオーターで相手ワイドレシーバー(WR)のアントニオ・ブラウンとランニングバック(RB)のジェームズ・コナーに対して行った2度のヒットが今回の制裁の対象となっている。

バーフィクトによるヒットはスティーラーズの怒りを買い、とりわけ、クオーターバック(QB)のベン・ロスリスバーガーはブラウンに肘打ちしたバーフィクトの愚行に対して試合中に激怒していた。

ロスリスバーガーは現地16日(火)、「彼は(アントニオ・ブラウンを)肘でヒットして、AB(ブラウンの愛称)を倒した。そのまた次のプレーで・・・彼はそこに立って今度はジュジュに対して“次はお前だ”と言っていた。自分にとってあれは不要だったし、かなり大きな問題だとも感じた」と述べていた。

ライトタックル(RT)のマーカス・ギルバートもまた、バーフィクトの行動を“哀れ”や“悲しいこと”と表現し、記者に対しては「いつの日か(バーフィクトが)大人になることを願っている」とコメントしていた。

今回は出場停止処分を免れたバーフィクトだが、今後のどの試合においてもその制裁を受ける可能性がある。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはバーフィクトが再び同様の動きを行えば、出場停止はやむを得ないだろうと指摘した。

リーグから罰金を科されるのはバーフィクトにとって初めてではない。2012年にプロ入りして以降、バーフィクトは少なくとも5回以上のシーンで合計29万3,608ドル(約3,300万円)の罰金を支払ってきた。バーフィクトは過去にも相手選手の足首をひねる行為やラフィング・ザ・パサー、不必要なラフプレー、フェイスマスクのペナルティ、相手選手の足を踏みつける行為、スポーツマンシップに反する悪質な行為をしており、そして、今回は2度にわたる不必要なラフプレーでお咎(とが)めを受けている。

バーフィクトはここ3シーズン連続で3回の出場停止処分を受けており、合計で10試合に欠場した。

ベンガルズは昨年9月にバーフィクトと3年の契約延長を行ったばかりだ。

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