レイダースがリンチを故障者リストに登録
2018年10月23日(火) 12:05現地28日(日)に行われるレイダースの試合に出場しないのはワイドレシーバー(WR)アマリ・クーパーだけではなかった。
チームは22日、インナーマッスルの負傷によってマーショーン・リンチを故障者リスト(IR)に登録したことを発表した。
この故障離脱を受け、32歳のランニングバック(RB)がレイダースで最後の試合を終えたのではないかと考えても不思議ではないだろう。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは『Twitter(ツイッター)』で「私が理解する限りでは、レイダースのRBマーショーン・リンチは股関節の負傷というよりもインナーマッスルの負傷によってIR(故障者)に登録されたようだ。今週はフィラデルフィアで姿が見られているゆえに、メイヤーズ医師による手術を受けるとも考えられる。もしそうであった場合、リンチの復帰は最短でも8週間後となる」と述べていた。
今季のリンチはレイダースの中でも一際輝きを放つ存在であり、若きチームメイトと共に停滞気味な攻撃陣を活性化させる走りを見せていた。“ビーストモード”ことリンチは6試合を通じて1キャリー平均4.2ヤードで376ヤード、タッチダウン3回を記録している。
股関節の負傷によって最大1カ月程度の離脱が余儀なくされると予想されていたリンチが長期離脱することとなり、今後のレイダースでは多少魅力の劣るダグ・マーティンとジェイレン・リチャードによる交代制の攻撃が展開されそうだ。
チームが外部の新たな選手を獲得に動くことも考えられるが、22日に先発ワイドレシーバー(WR)のクーパーをダラス・カウボーイズへとトレードしたレイダースは今、完全な粛清モードに入っている。
レイダースが送る今シーズンの荒々しさは日ごとにその強さを増しているようだ。チームに唯一射す光は、来たる2年間のドラフトで1巡目の指名権を合計5つも保持しているということだけだ。
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