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ジャイアンツが再建モードへ、DTハリソンとCBアップルをトレードで放出

2018年10月25日(木) 09:55

ニューヨーク・ジャイアンツのデイモン・ハリソン【AP Photo/Jack Dempsey】

現地23日(火)、ディフェンシブライン(DL)に改善が求められているデトロイト・ライオンズが 来週30日(火)のトレード締め切り日を前にインテリアの強化を行った。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは、ライオンズがドラフト5巡目指名権と引き換えにニューヨーク・ジャイアンツとのトレードでディフェンシブタックル(DT)デイモン・ハリソンを獲得したと報じた。

2016年にはオールプロのファーストチームに選出されたハリソンは、7年のプロキャリアを通じて高い耐久性を示し、2013年シーズンからは87試合中86試合で先発出場してきた。

29歳のハリソンの加入により、シーズン第8週を前にリーグ30位(1試合平均139.3ヤード)に位置しているライオンズのランディフェンスは改善されるだろう。そして、この動きはチームにとって良いタイミングで起こったとも言える。

ライオンズはシーズン第8週にシアトル・シーホークス、シーズン第10週にシカゴ・ベアーズ、そして、シーズン第11週にはカロライナ・パンサーズとの対戦が控えており、立て続けにリーグトップ10のランオフェンスを誇るチームと対峙しなければならないのだ。

一方、現在1勝6敗のジャイアンツを率いるヘッドコーチ(HC)1年目のパット・シューマーは、4連敗を喫したマンデーナイト(23対20)の後からチームの再建モードに切り替えたようだ。

この敗戦を受け、ジャイアンツはディフンスの中でも重要な選手を24時間の中で2人も放出している。これは将来的なドラフト指名権をかき集める狙いがあってのものだ。23日にジャイアンツはコーナーバック(CB)イーライ・アップルをニューオーリンズ・セインツへ放出し、2019年ドラフトの4巡目指名権と2020年ドラフトの7巡目指名権を獲得した。

また、現行契約があと3年残っているハリソンを放出することによって、ジャイアンツは2019年のサラリーキャップに800万ドル(約9億円)分のスペースを空けることが可能となっている。

ハリソンはツイッターでこのような感謝の言葉を残していた。

「大好きなチームメイトたち、すばらしいスタッフ、コーチ、そして、たくさんのファン。みんなのおかげで、ここが第2の故郷となった」

「ニューヨーク・ジェッツ/ニューヨーク・ジャイアンツのみなさんへ。過去7年を通じてこの街をホームと呼ぶことができたのは、本当に恵まれていた。その間に結婚もしたし、第一子となる息子も生まれ、より良い人間になるために学びながら、時間を見つけてより良いフットボールプレーヤーになることもできた。自分がプロとなってここでやってきたことは、この街で出会えた人たちやつながりと比べればおまけのようなものだ。格式高い歴史あるチームでプレーすることができ、ニューヨーク・ジャイアンツのオーガニゼーションには本当に感謝している。私の家族も含め、全員がこのチームのしてくれたすべてのことに感謝している。同時に、ウィリアムペン大学のおデブだった自分を信用してくれたニューヨーク・ジェッツのみなさんにも感謝したい。今の自分があるのはジェッツのおかげだ。この街は永遠に私の第2の故郷だ。自分は毎試合、毎プレーで全力を出したつもりだが、がっかりさせてしまったことを申し訳なく思う。ただし、人生の第2章を楽しみにしてもいる。どうぞ目を離さないで・・・ちょっと休憩したらまた、ハンティング再開となるからね。さようなら、ニュージャージー」

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