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コルツKビナティエリがNFL通算得点記録を更新

2018年10月29日(月) 09:37


インディアナポリス・コルツのアダム・ビナティエリ【AP Photo/Patrick Semansky】

現地28日(日)、キッカー(K)アダム・ビナティエリが再び歴史を作った。

週末に開催されたオークランド・レイダース戦の第2クオーター、25ヤードのフィールドゴールを決めたインディアナポリス・コルツのビナティエリが、すでに殿堂入りしているKモーテン・アンダーソンの記録(2,544点)を上回り、NFL歴代1位となるキャリア通算得点を決めた。

通算2,540得点でこの試合を迎えたビナティエリは第1クオーターのエクストラポイントとフィールドゴールでアンダーソンの記録に並んでいた。

現役選手の中ではシアトル・シーホークスのセバスチャン・ジャニコウスキーがビナティエリに次ぐ通算得点(1,844点)を記録している。

伝説的Kにとっては記録尽くしのシーズンとなっている。わずか4週間前に、ビナティエリはフィールドゴール数でアンダーソンの記録(565回)を凌いで歴代トップに立っていた。

45歳のべエランKは股関節を痛めながらも試合に参加しており、今週のコルツは万が一ビナティエリが出場できなかった場合に備え、フリーエージェント(FA)から3人のKにワークアウトさせていた。それでも、ビナティエリはそれを必要とせず、再び自らの名を歴史に刻んでいる。

ビナティエリによる更新が期待される記録はもうほとんどないかもしれない。アンダーソンが残した出場試合数の記録(382試合)やジョージ・ブランダが残した最年長プレー記録(48歳と109日)といった記録の更新は難しいようにも思われる。しかし、その年齢にもかかわらず、ビナティエリは来季その先のシーズンでプレーを継続する可能性をまだ除外してはいない。

ビナティエリは『NFL Network(NFLネットワーク)』のジュディ・バティスタに対し、今月中に公開された特集の中でこのように語っていた。

「“1年前に引退しておけば良かった”などとは思いたくないんだ。時間設定はしていない。チームとして、1シーズンを通じて上昇傾向だったり、プレーオフ出場候補だったりすれば・・・スーパーボウルにまた行きたいんだ。ここ(インディアナポリス)でチャンスを得たり、他の場所でもそのチャンスがあったりすれば、プレーはし続けるだろう。家族で引っ越すというのはあまり乗り気ではないけれど、コルツが来季に自分を必要とせず、逆にAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)かNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のチャンピオンが“君をほしい”と言ってきたら、それはそれでまた面白いことになりそうだね」

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