RBガーリー、RBコナーらが10月の月間MVPを受賞
2018年11月02日(金) 10:4810月は1年の中でも最も“不気味”な月だが、以下に紹介するNFL選手たちのプレーもまた、相手チームにとっては非常に恐ろしいものだったはずだ。
日本でも異様な盛り上がりを見せたハロウィーンが終わり、NFL界では1カ月のベストプレーヤーを選出するタイミングとなった。
現在のNFLではロサンゼルス・ラムズがその抜群の成績はもちろんこと、各方面で話題を独占している。ロサンゼルスに移転してからわずか2年の時を経て、ラムズは多種多様な戦略によって相手チームをなし崩しの状態にしている。
ラムズの圧倒的強さの裏には(シーズン第6週に記録した、キャリアハイとなる208ヤードを含む)462ヤード、90キャリー、1キャリー平均5.13ヤードを記録しているランニングバック(RB)トッド・ガーリーの存在がある。ガーリーはパスゲームの中でも16回のキャッチで157ヤード、タッチダウン2回を記録。今季の8週間を通じ、リーグ最高峰の攻撃選手となっているガーリーが10月のNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)月間MVP(攻撃部門)を受賞した。
もう一方のカンファレンスでも同様のことが起きている。ピッツバーグ・スティーラーズがRBリビオン・ベル不在による戦力ダウンをまったく感じさせないのには、RBジェームズ・コナーの存在が大きく寄与しているのだろう。ランとパスゲームのいずれでも活躍するコナーは367ランヤードでタッチダウン6回、1試合平均5.73ヤードの64キャリーを記録し、また、パスゲームにおいては10月だけで13回のキャッチで159ヤードを記録している。さらにこのコナーのすごさを伝えるにために、シーズン第7週にバイウィークを挟んだスティーラーズが先月にわずか3試合しかしていなかったこともここに指摘しておくべきだろう。コナーのその高い生産性は3勝0敗というチームの戦績に直接的な影響を与えている。コナーのパフォーマンスも大きく貢献し、スティーラーズは再びAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区の優勝候補に舞い戻った。AFCで旋風を巻き起こしているRBコナーがAFCの攻撃部門で月間MVPに輝いている。
その他を含め、10月の月間MVPに選出されたプレーヤーは以下の通りだ。
【NFC】
攻撃部門:RBトッド・ガーリー(ロサンゼルス・ラムズ)
守備部門:ディフェンシブエンド(DE)アーロン・ドナルド(ロサンゼルス・ラムズ)
スペシャルチーム部門:キッカー(K)グラハム・ギャノ(カロライナ・パンサーズ)
【AFC】
攻撃部門:RBジェームズ・コナー(ピッツバーグ・スティーラーズ)
守備部門: ラインバッカー(LB)ディー・フォード(カンザスシティ・チーフス)
スペシャルチーム部門:Kスティーブン・ゴストコウスキー(ニューイングランド・ペイトリオッツ)
若手選手に関しては、前評判通りにその才能を開花させつつあるインディアナポリス・コルツのオフェンシブガード(OG)クエントン・ネルソンが攻撃部門で月間新人賞に選出された。開幕序盤はスローなスタートを切った新人LBブラッドリー・チャッブもまた、今月に入ってすばらしい活躍を見せている。合計7.0回サックのうち5回を10月に記録したチャッブが守備部門で月間新人賞を受賞している。