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ブロンコスGMエルウェイがジョセフHC政権の継続を示唆

2018年11月06日(火) 12:04

デンバー・ブロンコスのチアリーダー【AP Photo/Jack Dempsey】

デンバー・ブロンコスのジェネラルマネジャー(GM)ジョン・エルウェイの頭には少なくともまだ、チーム解体に着手するプランはないようだ。

エルウェイGMは現地5日(月)、戦績を3勝6敗としてバイウイークに入るチームのヘッドコーチ(HC)バンス・ジョセフをそのまま続投させる考えを明らかにした。

地方ラジオ番組『KDSP-AM』の中でエルウェイGMは「現時点で、われわれはこのまま行くつもりだ。このチームに関しては多数の良いこともあり、また、今のわれわれのプレーに関して言えば・・・昨年よりは期待できるものだと思っている」と語った。

エルウェイGMはまた、NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートがブロンコスの上層部はジョセフHCの動きを“熱心に観察”していると伝えた数週間前よりも期待を持てていたのだろう。

その報道はプライムタイムで開催されたアリゾナ・カーディナルス戦で45対10の大勝利を挙げる前のものだったが、その後にチームがカンザスシティ・チーフスとヒューストン・テキサンズを相手に2連敗する前でもあった。

時間切れ直前にキッカー(K)ブランドン・マクナマスが51ヤードのフィールドゴールをアテンプトしたものの、キックが大きく右に逸れた結果、本来勝てたはずのテキサンズ戦を落としたジョセフHCに対しては多くの批判が起こった。

クオーターバック(QB)ケイス・キーナムが5ヤードのパスをタイトエンド(TE)ジェフ・ホイアマンに投じた際には残り32ヤードで約30秒が残っていた。ここでブロンコスの攻撃陣はハドルを行ってフィリップ・リンゼイへのハンドオフを選択肢し、その結果が1ヤードのロスだった。その後も残り3秒でタイムアウトを取ったものの、最終的にはマクマナスによるフィールドゴールアテンプト失敗でゲームオーバーとなった。それでもなお、エルウェイGMはまだジョセフHCに見切りはつけないようだ。

エルウェイGMは「最後は望んでやったかのようなミスをして、後退した。あの場合、われわれはあそこにいたわけで、チャンスをみすみす手放したかったかのようだった」と述べていた。

4日の惨めな敗戦は別としても、ジョセフHCが今季終了後もチームの指揮を執る可能性は低そうだ。攻撃陣が本当の意味でのフランチャイズQBを欠く中、ジョセフHCだけの責任ではないものの、守備陣の悪化も目立っている。彼らの結果を見れば分かるだろう。後半からの奇跡が起きない限り、今オフシーズン中にデンバーでは大改革が行われるかもしれない。

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