被インターセプトが多かったクオーターバック（QB）ネイサン・ピーターマンのバッファロー・ビルズにおける時間は終了した。

QBマット・バークリーがジム・ケリー以来の最高のデビューを果たした後で、バッファロー・ビルズはピーターマンをリリースした。バイウイークに入る中、ビルズはシーズン第12週にジョシュ・アレンが先発する可能性は高いと見ている。アレンは先月に肘を負傷し、現在もリハビリを継続中だ。

ピーターマンは50回以上のパスアテンプトをしたQBの中でもリーグ最低となるQBレーティング（30.7）を記録しており、デレク・アンダーソンが負傷したために出場したシーズン第9週でも3回のインターセプトを喫していた。ピーターマンはこれまでに81回のアテンプト中、7回がインターセプトで終わっている。そんなピーターマンだが、今季はビルズの先発QBとしてシーズンをスタートさせていた。

先週末に行われたニューヨーク・ジェッツ戦ではバークリーの力強いパフォーマンスが41対10という結果をもたらした。これにより、チームにとってピーターマンはもう不必要な存在となったのだ。アレンが負傷した後、アンダーソンが先発となった時点ですでに危険信号が灯っていたピーターマン。シーズン第8週のニューイングランド・ペイトリオッツ戦でアンダーソンが脳震とうを発症したのを受けてシカゴ・ベアーズ戦に出場した際には、チームが41対9で大敗する原因となってしまった。

一方、ビルズに加入して2週間も経たないうちに先発の機会を手にしたUSC（南カリフォルニア大学）出身のバークリーは、2016年シーズンからレギュラーシーズンのゲームには出場していないものの、第10週のジェッツ戦では25回のパス中15回の成功、232ヤード、タッチダウン2回を記録した。また、バークリーのパサーレーティングである117.4は殿堂入りしているQBケリーが1986年にビルズのデビュー戦でマークした119.8に次ぐ最高クラスの数字でもあった。

プロ第1戦の前半だけで5回のインターセプトを記録していたことからも、2017年ドラフト5巡目でビルズから指名されたピーターマンの実力を疑う者は多かった。その次に出場した試合ではインターセプトを被ることはなかったピーターマンだが、今シーズンの初戦では2回のインターセプトを記録してボルティモア・レイブンズに47対3と大敗している。

今後、ピーターマンにもう一度チャンスを与える球団があるかどうかは定かでない。

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