ラムズ、WRクーパーを故障者リストから復帰登録
2018年11月20日(火) 09:34現地19日(月)夜に開催されるカンザスシティ・チーフスとの大一番を前にロサンゼルス・ラムズがスペシャルチームに新たな戦力を加えた。
ラムズはオールプロのリターナー、ファロー・クーパーをチーフス戦に先立って故障者リスト(IR)からロースター登録したと発表した。また、チームはACL(膝前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を損傷したワイドレシーバー(WR)のクーパー・カップをIRに登録している。
ラムズにとってクーパーの復帰は、とりわけキックのゲームにおいて対戦相手にとって危険度の高いプレーメイカーを1枚手札に加えることを意味している。プロ3年目のクーパーは昨年度、パントリターナーとしてファーストチームのオールプロとプロボウルに選出されていた。
今季開幕戦で足首を負傷してIR入りとなっていたクーパーは今週から練習を再開し、復活への期待を高めていた。今季のラムズには固定されたパントリターンマンがおらず、ジョジョ・ナトソンがパント時に、ブレイク・カウンテスがキックオフ時にその役割を担っていたが、クーパーが復帰すればリターン時に大きな戦力アップが期待できるはずだ。
カップの故障があっても、クーパーがWRとして攻撃陣の中で重要な役割を果たすことはなさそうだが、ロバート・ウッズやブランディン・クックス、ジョシュ・レイノルズの次ぎのWRとしていくらかチームの助けとはなるだろう。それでも、パスゲームにおけるデザインされたプレーからはやはり外される見込みだ。
クーパーの大きな魅力はそのリターン能力だが、対するチーフスにもスペシャルチームにタイリーク・ヒルという爆発的なプレーメイカーが在籍している。今季一番のゲームとも目されるゲームの中で、クーパーのリターンがチームの役に立つはずだ。
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