バッカニアーズ、次戦の先発QBを再びウィンストンに
2018年11月20日(火) 10:26タンパベイ・バッカニアーズのヘッドコーチ(HC)ダーク・コッターがクオーターバック(QB)ポジションをメリーゴーランドのように回転させている。
チームはシーズン第12週のサンフランシスコ・49ers戦にジェイミス・ウィンストンを先発QBとして起用する方針を明かした。
先週末に敗れたニューヨーク・ジャイアンツ戦でライアン・フィッツパトリックが3回のインターセプトを喫したことからも、この動きに驚きはなかった。ウィンストンに代わって先発QBに戻ったフィッツパトリックは3試合を通じて7回のインターセプト、ファンブルロストを1回記録していた。
ウィンストンは敗戦したシーズン第11週の試合中にフィッツパトリックと交代で出場し、16回のパス中12回に成功、199ヤード、タッチダウン2回、そして、終盤に1回のインターセプトを記録していた。コッターHCは試合後、途中出場したウィンストンのプレーを“ファンタスティック”とも表現。大敗になる可能性があったジャイアンツ戦でウィンストンがタッチダウンドライブ4回をけん引したことで、チームは最終的に接戦にまで持ち込むことができた。
ただし、QBをウィンストンに戻したからといってタンパからターンオーバーの不安がなくなるわけではない。ウィンストンは今季5試合(先発は3回)を通じてタッチダウン8回、インターセプトは11回、ファンブルロスト1回を記録している。
QBの相次ぐ入れ替えがうまく機能することはめったになく、バッカニアーズの場合も例外ではない。チームは過去8戦で7敗を喫し、全体の戦績を3勝7敗にまで落としている。自身の職が危ないともされるコッターHCの沈みゆく船は、QBをウィンストンに戻すことで少しでも浮上する可能性に希望をつないでいる。
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