ドルフィンズ、QBタネヒルがようやく今週末に復活
2018年11月21日(水) 13:10ライアン・タネヒルが戻って来る。
マイアミ・ドルフィンズのヘッドコーチ(HC)アダム・ゲイズは現地20日(火)、クオーターバック(QB)タネヒルがシーズン第12週のインディアナポリス・コルツ戦から戦列復帰を果たす可能性を明らかにした。
肩の負傷によって過去5試合に欠場してきた30歳のQBはチームのバイウイーク期間にスローイングを練習し、20日の練習ではより広範にわたる練習を行っていた。
ゲイズHCは練習中のタネヒルの動きを“良さげ”だと表現し、タネヒルの肩についても自信を持てる状態だと語っている。
ゲイズHCは「彼はリハビリをよく頑張った。・・・ライアンはこの週が来ることをずっと待っていたんだ」と述べていた。
先月下旬のタネヒルはまだ投球の際に肩に痛みを感じていた。しかしながら、ゲイズHCは20日に、バイウイーク中にはすでにタネヒルが肩の痛みを主張することはなかったとも明かしている。
タネヒルが不在の間はブロック・オズワイラーが代役として先発QBを務め、過去5試合を2勝3敗で終えていた。ゲイズHCはオズワイラーに対し、タネヒルの負傷が再発した場合を考慮して準備はしておくようにと伝えているようだ。
今季のタネヒルは浮き沈みの激しいシーズンを過ごしており、故障離脱する前までの5試合を通じてパス成功率65.9%、972ヤード、タッチダウン8回、インターセプト5回を記録している。チームを3勝0敗の好スタートに導いたものの、タネヒルはオフェンシブライン(OL)陣の衰弱と共に、ショートパスを多用するチェックダウンQBへと変貌してしまった。タネヒルが故障前最後の2試合で記録したのは55回のパス中31回の成功、285ヤード、インターセプト3回にタッチダウンは1回のみだった。
混戦を極めるAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)でのプレーオフ進出争いの中で、現在5勝5敗のドルフィンズにはまだそのチャンスが残っている。故障者が多発しているワイドレシーバー(WR)陣をうまく率いながら、チームはタネヒル復帰による追い風に乗りたいところだ。
今シーズン終了後に契約が切れるタネヒルは健康な状態を維持し、シーズン終盤にかけてマイアミの攻撃陣を活性化させる能力を有することを証明する必要がありそうだ。さもなければ、シーズン終了後にゲイズHCが次なる選択肢を模索する可能性が高まるだろう。
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