コルツTEドイルが腎臓の負傷でIR入り
2018年11月27日(火) 12:04現在絶好調のコルツだが、残りのシーズンはタイトエンド(TE)ジャック・ドイルの力なしで戦わなくてはならない。
コルツのヘッドコーチ(HC)フランク・ライクは、現地25日(日)にチームが勝利を収めたマイアミ・ドルフィンズ戦でベテランTEであるドイルが腎臓を傷めたため、IR(故障者リスト)入りすることを発表した。
ドイルの負傷は入院を必要としているが、チームはプロ6年目のTEがすぐに退院可能になると見ているようだ。28歳のドイルはドルフィンズ戦の第4クオーターで相手から激しいヒットを受けて腎臓を負傷していた。
ドイルの離脱によってエリック・エブロンだけが疑いようもないチームのトップTEとしてチームに残されている。フリーエージェント(FA)で加入したエブロンはこれまでにキャッチ44回、508ヤード、タッチダウン11回を記録し、ロースター上で2位にランクしている。
一方のドイルはキャッチ26回で245ヤード、タッチダウン2回という記録だが、信頼感のあるブロッカーとしても機能してきた。ドイルの離脱は故障者の多いこのポジションの選手たちに大きな負担をかけることとなる。チームはふくらはぎの負傷で25日の試合を欠場していたモ・アリーコックスに、こちらも膝の故障でドルフィンズ戦を欠場していたエリック・スウープに先んじてより重要な役割を担わせることになるだろう。
コルツの番記者は『Twitter(ツイッター)』で「注目すべき点:今季のコルツはドイルありの試合で5勝1敗、ドイルなしの試合では1勝4敗」と投稿している。
チームにとってドイルの故障は明らかな痛手だが、それでも、ついに目覚めたクオーターバック(QB)アンドリュー・ラックは多くの無名選手でそろえた攻撃陣を自由に羽ばたかせる方法を見つけたようだ。長い時を経て、初めて優秀なプロテクションを手にしたラックであれば、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)における混戦状態のワイルドカード争いの中でチームの生き残りを確約してくれるかもしれない。
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