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NFL、「ハントの調査は今年2月に始まっていた」

2018年12月03日(月) 09:31


カンザスシティ・チーフスのカリーム・ハント【AP Photo/Marcio Jose Sanchez】

NFLは現地2日(日)、クリーブランドのホテル内で起きた事件にカンザスシティ・チーフスのランニングバック(RB)カリーム・ハントが関与していたことが判明した後すぐに調査を開始していたことを声明の中で明かした。

リーグはまた、先月11月30日にウェブサイト『TMZ』にて公開された、ハントがホテルで女性を小突き、蹴っている姿をとらえた証拠映像をこれまでは調査していなかったことを認めた。

声明文では次のように述べられている。

「NFLの調査は今年2月の事件が起きた後、すぐに開始されていた。標準的な捜査を継続的に行いながら、NFLはその事実の全貌を明らかにすることを目指し続けた。NFLによる現在進行中の調査は、原告からのさらなる詳しい情報の聞き取りを行う必要性も含んでいる。また、先週金曜日に公(おおやけ)となった新たな情報の検討も含まれているが、これはNFLが以前に利用できなかったものだ。さらに、NFLは事件に関わる両サイドとの対話も行う予定だ」

NFLはこの事件に対する調査が行われる中で、ハントをコミッショナー承認ロースター除外リストに登録した。プロ2年目のRBは先週金曜日にチーフスからカットされている。

監視カメラの映像は口論を経て女性を小突くハントの姿をとらえていた。女性はハントの顔を打った後に押しやられており、その後、ハントが女性との間に入ろうとした別の男性を押したところ、女性はフロアに突き飛ばされ、接近したハントはフロアにいる状態のままの女性の足を蹴っていた。

これまでのハントはこの事件に関する罰を受けてこなかったが、NFLの個人行動規範の下でNFLからの制裁を受けている。

ウェーバーワイヤ(移籍情報)からハントを求めるチームがいた場合、クラブの許可を得てチーム施設を利用するほか、ミーティングや個別ワークアウト、リハビリテーションなど、除外リストの条項に記載されているフットボール以外の活動については認められる。

2日に行われた『ESPN』とのインタービューの中で、ハントはこの行動におけるすべての責任が自分にあることを認め、チームが自分を解雇したのは当然のことだと述べていた。

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