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パンサーズTEオルセンが足を負傷で今シーズン終了

2018年12月03日(月) 11:28


カロライナ・パンサーズのグレッグ・オルセン【AP Photo/Mark LoMoglio】

カロライナ・パンサーズの本当に油断できないポストシーズン進出に向けた旅は今後、タイトエンド(TE)グレッグ・オルセン不在の中で進んでいくこととなる。

ベテランTEオルセンは現地2日(日)に行われ、24対17で敗れたタンパベイ・バッカニアーズ戦で足底筋膜(そくていきんまく)を断裂したと明かした。今シーズン序盤にも同じ側の足を骨折し、3試合の離脱を余儀なくされていたオルセンだったが、今回のこの故障によってシーズン終了となった。

オルセンは記者に対して「すべてはこれまでの蓄積や、過去2シーズンを通じてこの同じ足に起こってきた故障に基づくもの。自分たちの精一杯を出した。チームは最大限の力を発揮したと思っている。そして、最後に自分の足が限界を超えてしまった」と話している。

パンサーズが敗戦した試合中、身体に問題を抱えていたのはオルセンだけではなかった。ヘッドコーチ(HC)のロン・リベラは試合後、クオーターバック(QB)のキャム・ニュートンも“試合終盤にかけて投球側の肩にかなりの痛み”があったと明かしていた。その痛みがあったことから、リベラHCはバックアップQBのテイラー・ハイニッケをニュートンの代わりに投入し、最後のヘイルメリーパスを狙わざるを得なかったようだ。

オルセンの負傷離脱は、パンサーズが攻撃陣の重要な武器の1つを一瞬で失ったことを意味する。また、今回の動向によって33歳のベテランが今季終了後にどうなるのかという憶測も飛び交っている。同じ足に起きてきた故障はプロボウル3回出場のTEをここ2シーズンにかけ、わずか15試合の出場にとどめてきた。

4連敗目を喫したパンサーズはプレーオフ進出が危機的状況を迎えている。現在6勝6敗のパンサーズは残り4試合のうちの1つでNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)トップのニューオーリンズ・セインツと対戦する。ポストシーズン進出の希望を維持するためにも、チームはオルセンの生産性をカバーする方法を何としても見つけ出す必要があるだろう。

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