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パンサーズがDLコーチ、CBコーチを解任

2018年12月04日(火) 12:07

カロライナ・パンサーズのロン・リベラ【Paul Spinelli via AP】

不調のカロライナ・パンサーズ守備陣に変革が起きる。

現地3日(月)、パンサーズはディフェンシブライン(DL)コーチのブレイディ・ホークとコーナーバック(CB)コーチのジェフ・イマムラを解任したことを発表。

ヘッドコーチ(HC)のロン・リベラは声明文の中で「私の判断では先に進んでいくにあたり、今回の動きがチームにとってベストだった。こういった判断は常に難しいものだ。非常によく頑張ってくれたブレイディとジェフには感謝している」と述べていた。

パンサーズが守備コーディネーター(DC)エリック・ワシントンの任を解くことはなく、ワシントンが引き続きフロント7を監督するようだ。また、リベラHCがコールを続け、今後はセカンダリー陣の動きにおいてもより影響力を持つことになる。

今回の動きはパンサーズが4連敗目を喫し、プレーオフ進出が危機的状況を迎えた際に起こっている。

攻撃コーディネーター(OC)ノーブ・ターナーの下で息を吹き返した攻撃陣だが、一方で、数年間は安定したパフォーマンスを見せていたリベラHCの守備陣は崩壊していた。1ヵ月前に快勝したタンパベイ・バッカニアーズと2日に再戦したパンサーズは24対17で敗戦している。開幕からの8試合を通じて15回のターンオーバーを記録していたチームはシーズン第10週を境にしてわずか1回のターンオーバーしか記録していない。

パンサーズ守備陣は相手クオーターバック(QB)に対するプレッシャーとバックエンドでのカバーにおいて非常に苦しんでいる。以下にそのスタッツを軽く紹介する。

シーズン第1週から9週:プレッシャーレート32.4(リーグ2位)

シーズン第10週から12週:プレッシャーレート20.2(リーグ26位)

シーズン第10週から第12週のCB陣:被パサーレーティング144.8(シーズン第1週から第9週は84.2)

シーズン第10週から第12週のセーフティ陣:被パサーレーティング149.8(シーズン第1週から第9週は109.6)

これらのスタッツはシーズン第13週の敗戦時にも改善されず、リベラHCは残りシーズンを何とかすべくチーム内の変革を必要としたようだ。

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