ビルズがWRベンジャミンを放出
2018年12月05日(水) 07:02ケルビン・ベンジャミンのバッファロー生活は突然にして終わりを迎えた。
ビルズは現地4日(火)、ベンジャミンのリリースを発表すると共に、同じくワイドレシーバー(WR)のアンドレ・ホームズも放出している。
ビルズは昨シーズンのトレード期日に、ナンバー1ターゲットになってくれることを願ってカロライナ・パンサーズから体格の大きなベンジャミンを獲得。代わりにドラフトの3巡目および7巡目の指名権を引き渡した。しかしながら、ベンジャミンはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区に見いだした新たな所属先での順応に苦戦し、フィールド外の出来事で複数回にわたって見出しを飾っていた。
2017年に6試合に出場したベンジャミンは16回のレシーブで217ヤード、1タッチダウンにとどまっている。オフシーズンにはパンサーズでタッグを組んだクオーターバック(QB)に対する奇妙な不平で物議を醸した。
今年8月、『The Atlantic(ジ・アトランティック)』に、パンサーズは「最初から合わなかった」と明かしたベンジャミンは自らの成功不足について責められるべきはQBキャム・ニュートンだと主張。
「誰でもいいから他のクオーターバックと組ませてみれば分かるさ。言っていることは分かるだろ?」と説明したベンジャミンは「(アーロン)ロジャースやイーライ・マニング、ビッグベン(ベン・ロスリスバーガー)みたいに正確性のあるクオーターバックとか、とにかく誰でもいい! ボールをどこに置けばいいのか、ボールキャッチのチャンスを高めてくれるような知識のあるクオーターバックならね。とにかく、自分はその立場になかったんだと思っている」と続けた。
とはいえ、MVP受賞者でもあるニュートンの活躍やパフォーマンスを踏まえれば奇妙な発言ではある。ルーキーイヤーには1,000ヤードを記録したベンジャミンだが、ACL(前十字靭帯)を損傷した2015年シーズンを棒に振って以降はパフォーマンスが低迷している。
プレシーズンゲームでパンサーズとビルズが対戦した際には、試合前のやり取りでニュートンを冷たくあしらっていたベンジャミンの姿も目撃されている。
ビルズで全16試合に出場したベンジャミンはレシーブ39回、571ヤード、2タッチダウンの記録でバッファローを去る。
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